12/08
Thu
2011
①
今から3年後、太郎君の家族は4人とも3歳ずつ年齢が増えるので、3年後の4人の年齢の和は104+3×4=116歳になっています。
また、3年間で4人とも同じ分だけ年をとるので、母と太郎君の年齢の差は今と同じく28歳のままであり、「太郎君と母の年齢の和」が「弟と父の年齢の和」と同じであることも変わりません。
3年後は父の年齢が太郎君の3倍になるので、3年後の太郎君の年齢を①とおくと、3年後の父の年齢は③と表せます。
3年後も母の年齢は太郎君より28歳多いので、3年後の太郎君と母の年齢の関係を次のような線分図にしたとき、太郎君の年齢が①なら、母の年齢は「①+28歳」と表せます。
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3年後の父の年齢は③、そして3年後の弟の年齢はとりあえず□歳とおいて、3年後の父と弟の年齢の関係を線分図に表すと次のようになります。
ただ、3年後も「太郎君と母の年齢の和」と「弟と父の年齢の和」は同じなので、下の図の父と弟の年齢の関係を表す線分図を、太郎君と母の年齢の関係を表す線分図に置き換えても、4人の年齢の合計は変わりません。
つまり、3年後の太郎君の家族4人の年齢の関係を線分図にすると、次のように、
・太郎君の年齢→比の①
・母の年齢→①+28歳
・父と弟の年齢の合計→「①」と「①+28歳」
と表せ、しかも4人の年齢の合計が116歳となることもすでに分かっています。
上の図の比の①×4=④が、116-(28+28)=60歳にあたるので、比の①は60÷④=15歳です。
つまり、3年後の太郎君は15歳なので、現在の太郎君の年齢は15-3=12歳になります。
②
3年後の太郎君は15歳なので、3年後の父は15×3=45歳、そして現在の父の年齢は45-3=42歳です。
また、現在の母の年齢は12+28=40歳です。
現在の家族4人の年齢の合計は104歳なので、現在の弟の年齢は104-(12+42+40)=10歳になります。
【別解】
「太郎+母」と「父+弟」が同じで、父は母より42-40=2歳年上なので、弟は太郎君より2歳年下であることが分かります。
したがって、現在の弟の年齢は12-2=10歳になります。
・・・という感じで少しカッコつけて求めてもOKなのですが、104歳から弟以外の3人の年齢の合計を引く求め方とそれほど手間が変わらないので、まぁ好きにしてください。
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