12/02
Fri
2011
(1)
いきなり4本の場合の分け方を確認してもOKなのですが、次の問題に備えて「直線を1本増やすごとに、長方形の内部で分かれた部分がどのように増えていくのか」の規則性を調べておきます。
【直線が1本から2本になったとき】
次の図のように、長方形の内部に1本の直線が引いてあるときは、長方形の内部がアとイの2か所に分かれています。
そこへ直線をもう1本引いてみると、アとイがそれぞれ分割されてウとエができるので、「2本目の直線によって、長方形の内部で分かれた部分が2つ増える」ことが分かります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
【直線が2本から3本になったとき】
次の図のように、長方形の内部に2本の直線が引いてあるときは、長方形の内部がア~エの4か所に分かれています。
そこへ直線をもう1本引いてみると、「ア・イ・ウ」がそれぞれ分割されて「オ・カ・キ」ができるので、「3本目の直線によって、長方形の内部で分かれた部分が3つ増える」ことが分かります。
【直線が3本から4本になったとき】
次の図のように、長方形の内部に3本の直線が引いてあるときは、長方形の内部がア~キの7か所に分かれています。
そこへ直線をもう1本引いてみると、「ア・キ・イ・エ」がそれぞれ分割されて「ク・ケ・コ・サ」ができるので、「4本目の直線によって、長方形の内部で分かれた部分が4つ増える」ことが分かります。
上の図から、3本の直線を引いたときは長方形の内部が7か所に分かれていて、4本目の直線を引くと、長方形の内部で分かれた部分が新たに4か所できることが分かるので、答えは7+4=11(か所)になります。
(2)
さっきの問題で、
・2本目の直線を引くと、分かれた部分が2つ増える
・3本目の直線を引くと、分かれた部分が3つ増える
・4本目の直線を引くと、分かれた部分が4つ増える
ことが確認できたので、「長方形の内部に□本目の直線を引くと、分かれた部分が□か所増える」という規則性が分かります。
次の図のように、4本目の直線を引いた時点で、長方形の内部は11か所に分かれており、その後は
・5本目の直線を引くと、分かれた部分が5か所増える
・6本目の直線を引くと、分かれた部分が6か所増える
・7本目の直線を引くと、分かれた部分が7か所増える
のようになっていきます。
以上から、長方形の内部に10本目の直線を引いたとき、長方形の内部は11+5+6+7+8+9+10=56(か所)に分かれています。
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