ある遊園地では、午前10時に入場券を売り出します。午前10時に窓口にはすでに180人が並んでいました。その後、行列には毎分3人ずつの割合で人が加わります。午前10時に1つの窓口で入場券を売り出したら、午前11時20分に行列がなくなりました。もし午前10時に2つの窓口で入場券を売り出したら、行列は何時何分になくなりますか。答えだけでなく、途中の考え方を示す式や図などもかきなさい。
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窓口が1つのとき、午前10時から午前11時20分までの80分間で行列がなくなりました。
そのとき入場したお客さんの人数は、
・最初から並んでいたお客→180人
・80分間に毎分3人ずつやってきたお客→3×80=240人
の2種類なので、次の図のように合わせて180+240=420人になります。
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つまり、窓口1つで1分間に対応できるお客さんの数は、420÷80=5.25人になります。
窓口を2つ用意した場合、1分間に対応できるお客さんの数は5.25×2=10.5人になります。
したがって、その10.5人分の処理能力を、次の図のように「毎分3人ずつやってくる人たち用」と「最初から並んでいた180人用」との2種類に分ければ、180人が全員入場した瞬間に行列はなくなっているはずです(役割分担)。
また、このとき「最初から並んでいた180人用」に振り分けられる能力は、10.5-3=7.5人分になります。
上の図の左側の青い窓口が、最初から並んでいた180人に対応するのにかかる時間は180÷7.5=24分間なので、行列は10時24分になくなります。
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