図のように、1㎝の方眼の上に正三角形ABC、正三角形ECDがあります。その正三角形の1辺の長さはともに2㎝で、Fは辺ACを2等分する点です。この方眼の上に、3つの点G、H、Iを三角形GBD、HAF、IFCがどれも正三角形になるようにとります。ただし、点HとIは正三角形ABCの辺上にはとらないものとします。
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(1)
点B、C、D、E、F、G、H、Iの8つの点のうち、点Aを中心とする半径2㎝の円の周上にある点をすべて答えなさい。
(2)
次の図形の面積は正三角形ABCの面積のそれぞれ何倍ですか。
① 五角形AFIEG
② 三角形GHI
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(1)
まずは3つの点G、H、Iが方眼のどこにあるのかを確認してみます。
次の図のように、三角形ABCと同じ大きさの正三角形をもう1個上に積むと、辺GB、BD、GDの長さはすべて等しくなるので、GBDは正三角形になります。
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次は下の図のように三角形ACEを小さな正三角形4個に分けると、HAFとIFCはどちらも正三角形になります。
点Aを中心として半径2㎝の円をかいてみると、その円周上には次の図のようにAから2㎝離れた場所にある点B、C、E、Gの4つがあります。
(2)の①
次の図を見れば分かるように、正三角形ABCの面積は小さい正三角形4個分、そして五角形AFIEGの面積は小さい正三角形が緑色4個と黄色3個で合わせて7個分になっています。
したがって、五角形AFIEGの面積は正三角形ABCの7÷4=1.75倍になります。
(2)の②
次の2つの図を利用して、青い三角形AJCと緑色の三角形GHIを比べてみると、
・底辺→AJとGHの長さは同じ
・高さ→JCの長さは赤い点線の長さの2倍
なので、三角形AJCの面積はGHIの2倍であることが分かります。
したがって、上の図の三角形GHIの面積を1とおくとAJCの面積は2、そしてABCの面積はそのさらに2倍にあたる4と表すことができます。
以上から、三角形GHIの面積はABCの1÷4=0.25倍になります。
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