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05/07

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2010

フェリス女学院2010【1】の(5) ☆規則性・公倍数☆


図のように正十角形のある頂点から4番目ごとの点を対角線で結んでいき、もとの頂点に戻るまで続けると、対角線は全部で5本引けます。
 
同じ約束で正十五角形のある頂点から6番目ごとに結んでいくと対角線は全部で( ア )本引け、7番目ごとに結んでいくと対角線は全部で( イ )本引けます。
 
( ア )、( イ )にあてはまる数を求めなさい。

feri1-501.png













※ 解説を見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!



まずは簡単に、問題の意味を確認してみます。
 
正十角形の真上にある頂点をスタート地点として、そこから時計回りに4個ずつ頂点を進んでいくと、次の図のようにちょうど2周目でスタート地点に戻り、途中で止まるたびにオレンジ色の直線(出発点と止まった場所を結んだ対角線)が5本引けます。

feri1-502.png










(画像はすべて、クリックすると拡大します)

その結果、スタートからゴールするまでに途中で引いた5本の対角線によって、正十角形の中に次のような☆型の図形ができるのですが、そもそもなんでちょうど2周したときにスタート地点に帰ってくるのかというと・・・

feri1-503.png













正十角形の頂点は全部で10個なので、スタート地点に戻るには1周→10個、2周→20個、3周→30個、・・・のように、10の倍数だけ頂点を進めばOKです。
 
実際には頂点を4個ずつ進むので、4と10の最小公倍数である20個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
20個の頂点を4個ずつ進むとき、全部で20÷4=5回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で5本になっています。
 
はい、なんとなくルールを確認したところでそろそろ本題に移りましょう。
 
 
(ア)
正十五角形の頂点は全部で15個なので、スタート地点に戻るには1周→15個、2周→30個、3周→45個、・・・のように、15の倍数だけ頂点を進めばOKです。
 
実際には頂点を6個ずつ進むので、6と15の最小公倍数である30個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
30個の頂点を6個ずつ進むとき、全部で30÷6=5回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で5本になります。
 
 
(イ)
1周するためには頂点を15の倍数だけ進めばOKですが、実際には頂点を7個ずつ進むので、7と15の最小公倍数である105個進んだとき、ちょうどスタート地点に戻ります。
 
105個の頂点を7個ずつ進むとき、全部で105÷7=15回止まり、そのたびに対角線を1本ずつ引くので、対角線の本数は全部で15本になります。


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