5円玉、10円玉、100円玉が、それぞれたくさんあります。次の問いに答えなさい。
(1)
5円玉と10円玉を合わせて100枚使って、その合計金額を840円にしたい。5円玉と10円玉をそれぞれ何枚ずつ使えばよいですか。
(2)
5円玉と10円玉と100円玉を合わせて300枚使って、その合計金額を6135円にしたい。5円玉と10円玉の枚数の比が3:4になるとき、100円玉は何枚使えばよいですか。
(3)
5円、10円、15円、20円、・・・、995円、1000円という規則で、硬貨を大きな容器に移します。容器の中の合計金額はいくらですか。また、硬貨の枚数ができるだけ少なくなるように移したとき、10円玉は何枚入っていますか。
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(1)
2種類のものが混ざっていて、合計枚数と合計金額が分かっているので、つるかめ算の公式を利用してそれぞれの枚数を求めることができます。
5円玉枚数を求めたい場合、「もし100枚が全部10円玉だったら」と仮定してつるかめ算をスタートすればOKなので、その場合の合計金額は10×100=1000円になります。
実際の合計金額は840円なので、つるかめ算の公式を利用して5円玉の枚数を求めると、(1000-840)÷(10-5)=32枚になります。
また、5円玉と10円玉は合わせて100枚なので、10円玉は100-32=68枚使います。
(2)
5円玉と10円玉の枚数比は3:4なので、とりあえず5円玉3枚と10円玉4枚の7枚セットの金額を求めてみると、5×3+10×4=55円になります。
3種類の硬貨の合計枚数は300枚、そして300÷7=42余り6なので、
・5円玉と10円玉の7枚セット→最大で42セットまで使える
・そのとき、余りの6枚はすべて100円玉を使う
ことになります。
ただしその場合、合計金額は55×42+100×6=2910円となり、実際の合計金額に比べて6135-2910=3225円不足しています。
そこで次の図のように、「5円玉と10円玉の7枚セット」を「100円玉7枚」に入れ替えると、1回交換するごとに合計金額は700-55=645円ずつ増えます。
※ 画像はクリックすると拡大します。
3225÷645=5なので、上の図の交換を5回行ったときに3225円の不足分が埋まって合計金額は6135円になり、その5回の交換作業で100円玉は7×5=35枚増えます。
最初に余りの6枚をすべて100円玉にした分も含めると、100円玉は全部で35+6=41枚になります。
(3)の合計金額の求め方
5円、10円、15円、20円、・・・、995円、1000円の合計金額は、5から1000までの5の倍数の和を計算すれば求められます、
5から1000までに5の倍数は1000÷5=200個あるので、合計金額は(5+1000)×200÷2=100500円になります。
(3)の10円玉の枚数の求め方
たとえば5円から95円までの間に使われる10円玉の枚数を確認してみると、
・10円と15円→10円玉がそれぞれ1枚ずつ必要
・20円と25円→10円玉がそれぞれ2枚ずつ必要
・30円と35円→10円玉がそれぞれ3枚ずつ必要
・40円と45円→10円玉がそれぞれ4枚ずつ必要
・50円と55円→10円玉がそれぞれ5枚ずつ必要
・60円と65円→10円玉がそれぞれ6枚ずつ必要
・70円と75円→10円玉がそれぞれ7枚ずつ必要
・80円と85円→10円玉がそれぞれ8枚ずつ必要
・90円と95円→10円玉がそれぞれ9枚ずつ必要
となるので、5円から95円までに10円玉は(1+2+3+4+5+6+7+8+9)×2=90枚必要です。
105円から195円、205円から295円、・・・、905円から995円までの間も10円玉がそれぞれ90枚ずつ必要なので、答えは90×10=900枚になります。
※ 最後のかけ算は、100円台から900円台までなら「×9」だけど、5円から95円までの20個も含めると「×10」となる。
1から9までなら指を9本、0から9までなら指を10本折って数える。
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