ある仕事の3分の1を、A、B、Cの3人でちょうど10日かかって仕上げました。A、B、Cそれぞれが1日にできる仕事の分量の比は、3:2:4です。残りの仕事について、次の問いに答えなさい。
(1)
残りの仕事をAが1人で仕上げるとすると、残りの仕事を始めてから、何日かかりますか。
(2)
残りの仕事を3人で始めましたが、途中でAは2日、Bは3日、Cは1日、それぞれ休みました。残りの仕事を始めてから、何日目に仕上がりましたか。
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(1)
まずはA、B、Cそれぞれの1日あたりの仕事量を求めてみます。
仕事全体を1とおくと、3人でその3分の1を10日間かかって仕上げたので、ABC1日の仕事量は(3分の1)÷10=30分の1になります。
それを次の図のように3:2:4に比例配分すれば3人それぞれの1日あたりの仕事量が求められるので、
・A1日の仕事量→(30分の1)×(9分の3)=90分の1
・B1日の仕事量→(30分の1)×(9分の2)=135分の1
・C1日の仕事量→(30分の1)×(9分の4)=135分の2
となります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
つまり、残りの仕事である3分の2をAが1日に90分の1ずつ片づけていくと何日かかるのかを求めればOKなので、答えは(3分の2)÷(90分の1)=60日目になります。
(2)
まずは3人が休んだ日それぞれに片づけた仕事の量を確認してみます。
次のように、Aは最初の2日間、Bは最初の3日間、そしてCは最初の日だけ休んだと考えて線分図に表してみます。
※ 途中で休むより、最初にまとめて休んでもらった方が答えを求めやすいです。
上の図の1日目から3日目までの仕事量をそれぞれ求めてみると・・・
・1日目→3人とも休みだったので仕事量は0
・2日目→Cだけが働いたので、仕事量は135分の2
・3日目→AとCが働いたので、仕事量は(90分の1)+(135分の2)=(54分の1)
となるので、最初の3日間で片づけた仕事の量は(135分の2)+(54分の1)=30分の1、そして残りの仕事量は(3分の2)-(30分の1)=30分の19になります。
4日目からは3人とも働くので、その残りの仕事を1日あたり30分の1ずつ片づけていきます。
(30分の19)÷(30分の1)=19日ですが、仕事が全部片づくのは最初の3日間もふくめて3+19=22日目になります。
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