1辺の長さが6㎝の立方体があります。その立方体の各面に、図1の正四角すいを図2のようにはりつけます。(図2は、2つの面に対してだけはりつけてあります)
このとき、2つの正四角すいの頂点A、Bを通る直線と立方体の辺CDが交わりました。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
立方体の6つのすべての面に図1の正四角すいをはりつけて新しい立方体アを完成させるとき、次の各問いに答えなさい。
(1)
立体アは図2の四角形ACBDと同じ形の四角形から作られます。立体アには、この四角形がいくつありますか。
(2)
立体アの体積を求めなさい。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
(1)
次の図のように、正四角すいの側面にはABC、ACD、ADE、ABEの4つの三角形があります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
立方体は全部で6面あるので、すべての面に正四角すいをはりつけたとき、立体の表面には三角形が全部で4×6=24個あります。
下の図のように、ACBDと同じ四角形を1つ作るためには三角形が2つずつ必要なので、立体アには全部で24÷2=12個の四角形ができます。
(2)
立方体に正四角すいを2個くっつけた図を、次のように正面から見てみると、頂点AとBを結んだ赤い直線は立方体の頂点Cを通過しています。
このとき、下の図の角ECFは直角なので、角ACEと角BCFの大きさはどちらも(180-90)÷2=45度になります。
今度は次の図のように、正四角すいの頂点Aから真下に向けてピシッと直線を引くと、三角形ACGができます。
下の図の角ACGは45度、角AGCは90度、そして角CAGは180-(45+90)=45度なので、ACGは直角二等辺三角形になっていることが分かります。
このとき、下の図の辺GCの長さは6÷2=3㎝なので、正四角すいの高さにあたる辺AGの長さも3㎝になります。
立方体の体積は6×6×6=216㎤、正四角すい1個の体積は6×6×3÷3=36㎤なので、立方体に正四角すい6個をはりつけてできる立体アの体積は、216+36×6=432㎤になります。
PR