10/02
Sun
2011
(1)
次の図のように、容器の面EFGHが底面になっているときは水の深さが6㎝なので、容器に入っている水の量は10×8×6=480㎤です。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
容器を倒して、次の図のように面BCGFが底面となったときも、水の量は480㎤のままです。
また、そのときの底面積は10×20=200㎠なので、水の深さは480÷200=2.4㎝になります。
(2)
水の入った直方体の容器を、「傾ける前」と「45度傾けた後」で比べてみると次のような図になります。
傾ける前は水の高さが6㎝なので、PEとQFの長さは合わせて6×2=12㎝です。
また、45度傾けたときも水の量は変わらないので、PEとQFの長さは合わせて12㎝になっています。
次の図のように、45度傾けた容器の点Fから左へ、机と平行になるように赤い直線を引き、辺PEとの交点をRとします。
この図の三角形EFRは、角REFが90度、角RFEはFESと錯角の関係で等しいので45度、そして角FREは180-(90+45)=45度なので、内角の関係から直角二等辺三角形であることが分かります。
上の図の直角二等辺三角形EFRは辺REとFEの長さが等しいので、辺REはFEと同じく8㎝です。
また、四角形PRFQは平行四辺形なので、辺PRとQFの長さはどちらも□㎝と表せます。
上の図の辺PEとQFの長さの合計は12㎝、そして辺REは8㎝なので、辺PRとQFの長さはどちらも(12-8)÷2=2㎝になります。
つまり、辺PEの長さは8+2=10㎝なので、45度傾けたときの様子を次のような展開図に表してみると、面AEHDが水に触れている部分の面積は10×10=100㎠になります。
(3)
容器の中から16㎤の水を取り除くと、残りの水の量は480-16=464㎤になるので、面EFGHを底面としたときの水の深さは464÷(8×10)=5.8㎝になります。
次の図のように、容器を傾ける前の水の深さは5.8㎝なので、オレンジ色の辺PHとRF、緑色の辺QEとSGの合計はどちらも5.8×2=11.6㎝です。
容器を傾けた後も、辺PHとRF、辺QEとSGの合計はどちらも11.6㎝のままなのですが、傾けた後は点FとRがくっついてRFの長さはゼロになってしまったので、辺PHの長さが11.6㎝になります。
【補足】
容器を傾けた後も辺PHとRF、辺QEとSGの合計がどちらも11.6㎝のままになるのは、底面EFGHがすべて水にぬれている間だけです。
上の図で容器をさらに左へ傾けると水面が点Fよりも下になり、EFGHの中で水にぬれない部分が出てくるので、この求め方が使えなくなります。
「フェリス」、「麻布」などの学校名を入力して検索すると該当記事の一覧が表示されます。 「該当なし」だったらごめんなさいm(_ _)m