11/23
Wed
2011
素直に水の容積を求めて、傾けた容器の底面積で割れば深さが分かるのですが、今回は「容器を傾けたとき、水の容積はもちろん、上部にできるすき間の容積も変わらない」ことを利用して解いてみたいと思います。
※ そっちの方が計算が楽そうだから。
次の図のように容器が立っているとき、容器の高さは10+20+10=40㎝、そして水の深さは27㎝なので、上部にあるすき間の高さは40-27=13㎝です。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図を見れば分かるように、容器の上部にあるすき間は「たて20㎝、横20㎝、高さ3㎝の直方体が3個」と「たて20㎝、横20㎝、高さ10㎝の直方体が1個」に分けることができます。
たて20㎝、横20㎝、高さ3㎝の直方体3個分の容積は20×20×3×3=3600㎤、そしてたて20㎝、横20㎝、高さ10㎝の直方体1個の容積は20×20×10=4000㎤なので、容器の上部にあるすき間の容積は3600+4000=7600㎤になります。
さっきの図だと、辺アイが容器のてっぺんにありましたが、次の図のように辺アイが容器の右側へ来るように倒したときも、容器の上部にできるすき間の容積は7600㎤のまま変わりません。
上の図で容器の上部にできたすき間の部分は、底面積が40×30-20×20=800㎠、そして容積が7600㎤なので、すき間の部分の高さは7600÷800=9.5㎝です。
容器全体の高さは40㎝なので、水の深さは40-9.5=30.5㎝になります。
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