09/16
Fri
2011
(1)
次の図のように、Aの水面の高さが40㎝になるまでに注いだ水は、円柱の管を通ってBへ流れることなく、すべてAの中へたまります。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図でAの容器にたまった水の量は50×50×40=100000㎤=100リットルです。
つまり、13分20秒=3分の40分間に100リットルの割合で水が入るので、1分間に入る水の量は100÷3分の40=7.5リットルになります。
(2)
容器Aの水面の高さが、管の下端である50㎝に到達するまでは、水が管を通ってBへ流れることはありません。
容器Aの水面の高さは、13分20秒の時点で40㎝になっているので、次の図のように水面の高さが50㎝になるまで、あと50-40=10㎝の余裕があります。
上の図の黄色い部分の容積は50×50×10=25000㎤=25リットル、そして1分間に入る水の量は7.5リットルなので、上の図の黄色い部分を水が満たすのにかかる時間は25÷7.5=3分の10分間=3分20秒です。
したがって、容器Aの水面の高さが50㎝になるのは、水を入れ始めてから13分20秒+3分20秒=16分40秒後です。
容器Aの水面の高さが50㎝になるのは16分40秒後、容器Aの水面の高さが70㎝になったのは59分24秒後です。
59分24秒-16分40秒=42分44秒=15分の641分間に入った水の量は、7.5×15分の641=320.5リットルであり、その水は次の図の緑色の部分にたまっているはずです。
上の図の緑色の部分は、容器Aだと深さ20㎝分、円柱の管(直径40㎝)も深さ20㎝分、そして容器Bだと深さ70㎝分にあたるので、それぞれの容積を求めてみると、
・容器Aの緑色の部分の容積→50×50×20=50000㎤=50リットル
・管の緑色の部分の容積(管の容積の半分)→20×20×3.14×50÷2=31400㎤=31.4リットル
・容器Bの緑色の部分の容積→50×50×70=175000㎤=175リットル
となります。
つまり、上の図の緑色の部分の容積の合計は50+31.4+175=256.4リットルとなるのですが、15分の641分間に入った水の量は320.5リットルなので、その差にあたる320.5-256.4=64.1リットルは、容器Bの底にある排水口から出ていったことが分かります。
したがって、排水口から1分間に流れ出る水の量は、64.1÷15分の641=1.5リットルになります。
(3)
容器に入る水の量は毎分7.5リットル、排水口から流れ出る水の量は毎分1.5リットルなので、容器にたまる水の量は7.5-1.5=毎分6リットルです。
水を入れ始めてから59分24秒経過したとき、次の図の青い部分に水がたまっているので、あとは黄色い部分を水で満たせば水そう全体が満水になります。
上の図の黄色い部分のうち、容器AとBはどちらも深さ30㎝分の容積にあたるので、その合計は50×50×30×2=150000㎤=150リットルです。
また、円柱の管には59分24秒の時点で管全体の半分にあたる31.4リットルの水が入っていたので、黄色い部分の容積も31.4リットルになります。
つまり、上の図の黄色い部分の容積は150+31.4=181.4リットルであり、それを毎分6リットルずつ満たすのにかかる時間は181.4÷6=30分の907分間=30分14秒です。
したがって、水そう全体が満水になるのは、水を入れ始めてから59分24秒+30分14秒=1時間29分38秒後になります。
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