11/20
Sun
2011
(1)
青色の電球は「2秒光って3秒消える」を繰り返すので、2+3=5秒をひとつの周期として考えます。
また、黄色の電球は「1秒光って2秒消える」を繰り返すので、1+2=3秒がひとつの周期、赤色の電球は「3秒光って4秒消える」を繰り返すので、3+4=7秒がひとつの周期になります。
5秒と3秒と7秒の最小公倍数は105秒なので、次の図のようにスタートから105秒後に3つの電球が消えている状態が終わり、同時に光り始めます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
【補足】
この問題についてもうちょっと細かく説明するため、スタートから105秒後に3色の電球がそれぞれどんな状況になっているのかを確認してみると、
・青色→105÷5=21なので、「2秒光って3秒消える」の21回目がちょうど終わる。
・黄色→105÷3=35なので、「1秒光って2秒消える」の35回目がちょうど終わる。
・赤色→105÷7=15なので、「3秒光って4秒消える」の15回目がちょうど終わる。
となっています。
つまり上の図のように、スタートから105秒後は「3つの電球が消えている状態が終わり、同時に光り始める境目」にあたるので、答えは105秒後になります。
(2)
3色の電球の周期である5秒と3秒と7秒の最小公倍数は105秒なので、スタートから105秒後までの電球の関係をすべて調べれば、光っている3色の電球が初めて同時に消える瞬間が必ず見つかります。
※ というか、105秒までに見つからなければ永遠にありません。
ただ、105秒間の電球の関係を図に表してチェックしていくのはそれなりに大変(不可能ではない)ので、まずは「青色と黄色の電球が同時に消える時間」と「黄色と赤色の電球が同時に消える時間」の規則性をそれぞれ調べてみます。
【青色と黄色の電球が同時に消える時間の規則性】
青色の電球の周期は「2秒光って3秒消える」の5秒、黄色の電球の周期は「1秒光って2秒消える」の3秒なので、5秒と3秒の最小公倍数である15秒間の様子を図に表してみると次のようになります。
上の図を見れば分かるように、青色と黄色の電球はスタートから7秒後に初めて「光っている電球が同時に消える」状態になります。
また、その後は5秒と3秒の最小公倍数である15秒ごとに同じ状態になるので、青色と黄色の電球が「光っている電球が同時に消える」状態になるのは、スタートから7秒後、7+15=22秒後、22+15=37秒後、・・・であることが分かります。
【黄色と赤色の電球が同時に消える時間の規則性】
黄色の電球の周期は「1秒光って2秒消える」の3秒、赤色の電球の周期は「3秒光って4秒消える」の7秒なので、3秒と7秒の最小公倍数である21秒間の様子を図に表してみると次のようになります。
上の図を見れば分かるように、黄色と赤色の電球はスタートから10秒後に初めて「光っている電球が同時に消える」状態になります。
また、その後は3秒と7秒の最小公倍数である21秒ごとに同じ状態になるので、黄色と赤色の電球が「光っている電球が同時に消える」状態になるのは、スタートから10秒後、10+21=31秒後、31+21=52秒後、・・・であることが分かります。
これまでに分かったことをもとにして、青色と黄色の電球、黄色と赤色の電球が「光っている電球が同時に消える」状態になる時間を書き出してみると、
・青色と黄色の電球→7秒後、22秒後、37秒後、52秒後、67秒後、・・・
・黄色と赤色の電球→10秒後、31秒後、52秒後、73秒後、・・・
となるので、3つの電球が初めて「光っている電球が同時に消える」状態になるのは、スタートから52秒後になります。
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