ある商品を定価から120円値下げして売ったところ、商品の売り上げ個数は値下げ前の7割5分増しとなり、売り上げ高は値下げ前の2割5分増しとなった。この商品の定価を求めなさい。
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問題文をそのまま読むと、「1個あたりの定価」と「値下げ前に売れた個数」をどちらも1とおくことになってややこしい(2種類の割合が混ざる)ので、
・値下げ前に売れた個数→とりあえず100個とする
・値下げ後に売れた個数→値下げ前の7割5分増しなので、100×1.75=175個
のように、勝手に売れた個数を決めておきます。
※ 値下げ前後の個数が1.75倍の関係なら、どんな組み合わせでもOK。
この商品の1個あたりの定価を1とおくと、値下げ前に100個売れたときの売り上げ高は1×100=100となります。
一方、値下げ後の売り上げ高は値下げ前の2割5分増しなので、100×1.25=125と表せます。
また、値下げ後は定価から120円値引きして175個売ったので、そのときの売り上げ高は(1-120円)×175=175-21000円とも表せます。
つまり、値下げ後の売り上げ高は「125」と「175-21000円」という2通りの表し方があるので、それを次のような線分図に表して比べてみると、175-125=50が21000円にあたることが分かります。
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求めたいのは比の1にあたる値段なので、答えは21000÷50=420円になります。
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