次の図のように、6個の数をひとまとめにして連除法を使い、最大公約数が2×2=4となることを求めてもOKです。
(2)
25人の36%にあたる人数を求めればOKなので、答えは25×0.36=9人になります。
(3)
まずは問1から問3で「はい」と「いいえ」と答えた人の割合をそれぞれ比で表し、ついでに比の合計も求めてみると次のようになります。
・問1→28%:72%=7:18 比の合計は7+18=25
・問2→36%:64%=9:16 比の合計は9+16=25
・問3→80%:20%=4:1 比の合計は4+1=5
つまり比の合計は「25」または「5」になるので、生徒数がその2つの数の最小公倍数である25人であれば、問1~問3で答えた人数の割合がいつでも整数になります。
※ 25×4=100なので、比を4倍すれば%に変換できる。
ただし、25人だと問題文の「30人よりも多く、150人より少ない」という条件にあてはまらないので、答えは25×2=50人、25×3=75人、25×4=100人、25×5=125人の4通りになります。
(4)
問4と問5に答えたのは、問3で「はい」と答えた80%の生徒なので、
・6年生全員が50人のとき→その80%は50×0.8=40人
・6年生全員が75人のとき→その80%は75×0.8=60人
・6年生全員が100人のとき→その80%は100×0.8=80人
・6年生全員が125人のとき→その80%は125×0.8=100人
の4通りが考えられます。
【6年生全員が50人の場合】
6年生全員が50人の場合、問4と問5に答えたのは40人です。
問4で「そう思う」と答えたのは73%、問5で「そう思う」と答えたのは71%なので、仮にその中間である72%の人数を求めてみると、40×0.72=28.8人となります。
もし29人なら29÷40×100=72.5%=73%、それより1人少ない28人なら28÷40×100=70%となってしまうので、問題文の条件にあてはまりません。
【6年生全員が75人の場合】
6年生全員が75人の場合、問4と問5に答えたのは60人です。
さっきと同じように72%の人数を求めてみると、60×0.72=43.2人となります。
もし44人なら44÷60×100=73.3…%=73%、それより1人少ない43人なら43÷60×100=71.6…%=72%となってしまうので、問題文の条件にあてはまりません。
【6年生全員が100人の場合】
6年生全員が100人の場合、問4と問5に答えたのは80人です。
さっきと同じように72%の人数を求めてみると、80×0.72=57.6人となります。
もし58人なら58÷80×100=72.5%=73%、それより1人少ない57人なら57÷80×100=71.25%=71%となるので、問題文の条件にあてはまります。
【6年生全員が125人の場合】
6年生全員が125人の場合、問4と問5に答えたのは100人です。
100人の73%は73人、71%は71人以外にあり得ないので、そのときは人数差が73-71=2人になるのでアウトです。
以上から、6年生の人数は100人となります。
【補足】
実際には、(4)は問題の不備のため全員正解となりました。
さっきの問題で、たとえば問4に答えた80人のうち、58人が「そう思う」と答えたとすると、「そう思わない」と答えたのは80-58=22人になります。
このとき、「そう思わない」と答えた人の割合は22÷80×100=27.5%=28%となるのですが、問題文だとその割合は27%のはずなので、結局は条件に合いません。
たぶんこの問題を作った人が、「百分率を四捨五入した場合、%の合計が100にならない場合もあるよー」ということをうっかり見逃したんじゃないかな?と思います。