Aの容器に12%の食塩水が400g、Bの容器に8%の食塩水が500g入っています。今、BからAに何gか移したところ、Aに含まれている食塩の量がBに含まれている食塩の量の3倍になりました。次の問いに答えなさい。
(1) 初めにA、Bの容器に含まれていた食塩はそれぞれ何gですか。
(2) BからAに移した食塩水は何gですか。
(3) BからAに移した後のAの食塩水の濃度は何%になりますか。
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(1)
Aの容器に含まれる食塩の量は食塩水全体の12%なので、答えは400×0.12=48gになります。
また、Bの容器に含まれる食塩の量は食塩水全体の8%なので、答えは500×0.08=40gです。
※ どちらも次の問題を解くのに必要な数字です。
(2)
2つの容器に含まれる食塩の量の合計は48+40=88gなので、Aに含まれている食塩の量がBに含まれている食塩の量の3倍になったときの関係を線分図に表すと次のようになります。
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上の図の3+1=4めもりが88gにあたるので、食塩水をAに移した後の容器Bに残っている食塩の量は、88÷4=22gになります。
また、BからAへ移した食塩水の中には、40-22=18gの食塩が含まれていたことも分かるので、容器Bの中の食塩水は次の図のように表すことができます。
上の図のように、容器Aへ移ったこさ8%の食塩水□gのうち、食塩の量は18gなので、Aへ移った食塩水の量は18÷0.08=225gになります。
(3)
次のように、「Bから移ったこさ8%の食塩水225g」と「Aに入っていたこさ12%の食塩水400g」を混ぜる天びん図を利用して答えを求めます。
上の図の重さの比は左:右=225g:400g=9:16なので、長さの比は左:右=16:9になります。
※ 重さの逆比は長さの比
つまり、上の図の12-8=4%が青い比の16+9=25にあたるので、青い比の1は4÷25=0.16%になります。
求めたいのは8%から右へ青い比の16だけ進んだ地点のこさ(図の赤い□%)なので、答えは8+0.16×16=10.56%になります。
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