ある商品に仕入れ値の35%の利益を見込んで定価をつけました。しかし、売れ残りそうだったので定価の555円引きで売ったところ、利益は仕入れ値の2割でした。この商品の仕入れ値はいくらですか。
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まずは仕入れ値を[1]とおいて、定価や売り値、利益などの割合を表していきます。
仕入れ値に35%の利益を見込んで定価をつけたので、定価は[1]+[0.35]=[1.35]と表せます。
実際には定価から555円引いて売ったので、売り値は[1.35]-555円と表せます。
※ 売り値=定価-割り引きした値段
また、売り値は仕入れ値と利益の合計でもあるので、この商品の売り値を[1]+[0.2]=[1.2]と表すこともできます。
つまり、この商品の売り値は
① [1.35]-555円
② [1]+[0.2]=[1.2]
という2つの表し方があるのですが、それらを次のような線分図に表して比べてみます。
※ 画像はクリックすると拡大します。
上の図からも分かるように、2本の線の差である[1.35]-[1.2]=[0.15]が555円にあたります。
求めたいのは仕入れ値[1]の値段なので、555÷[0.15]=3700円になります。
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