A、B、Cの3人が映画を見に行きました。映画のチケット1枚の代金は、Aの所持金の4分の3、Bの所持金の5分の3で、Cは2割引きの優待券を使ったので、所持金の8分の5で済みました。3人の残金を合わせたところ2220円でした。映画のチケットは1枚いくらでしたか。
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まずはチケット代を1とおいて、3人の最初の所持金の割合をそれぞれ求めてみます。
たとえば次の図のように、Aの最初の所持金の4分の3がチケット代である1にあたるので、Aの最初の所持金は1÷(4分の3)=3分の4と表せます。
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次の図を使って同じようにBとCの最初の所持金の割合を求めてみると・・・
Bの最初の所持金の5分の3がチケット代である1にあたるので、Bの最初の所持金は1÷(5分の3)=3分の5と表せます。
Cはチケット代が2割引きだったので、Cが払ったチケット代は1-0.2=0.8と表せます。
つまり、Cの最初の所持金の8分の5が割引後のチケット代である0.8にあたるので、Cの最初の所持金は0.8÷(8分の5)=25分の32となります。
これまでに分かった数字を利用して3人の最初の所持金の比を求めてみると、A:B:C=(3分の4):(3分の5):(25分の32)=100:125:96となります。
3人の最初の所持金の割合が分かったので、次は3人の残金の割合をそれぞれ求めてみると、
・Aの残金→所持金の4分の3を使ったので、100×(4分の1)=25
・Bの残金→所持金の5分の3を使ったので、125×(5分の2)=50
・Cの残金→所持金の8分の5を使ったので、96×(8分の3)=36
となります。
つまり、その割合の合計である25+50+36=111が、3人の残金の合計である2220円にあたるので、1にあたる金額は2220÷111=20円になります。
下の図のように、Aの最初の所持金の割合は100、そして残金の割合は25なので、Aが払ったチケット代の割合は100-25=75だと分かります。
1にあたる金額は20円なので、チケットの代金は20×75=1500円になります。
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