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Sat
2011
(1) アの角度の求め方
次の図の三角形ABCとAFDを比べてみると、角ACBとADFはどちらも直角で、角DAFは共通なので、この2つの三角形は内角の関係から相似であることが分かります。
また、三角形ABCの辺ACとBCの長さの比は2:1なので、三角形AFDの辺ADとDFの長さの比も2:1と表せます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
次の図の三角形AFDとCFEを比べてみると、角ADFとCEFはどちらも直角、角AFDとCFEは対頂角で同じ大きさなので、この2つの三角形は内角がすべて同じ大きさであることが分かります。
しかも、辺AFとFCの長さは等しいので、三角形AFDとCFEは合同であり、辺CEとEFの長さの比は、辺ADとDFの長さの比と同じく2:1と表せます。
つまり次の図のように、三角形CEDは角CEDが直角で、辺ECとDEの長さはどちらも比の2と表せるので直角二等辺三角形であることが分かります。
したがって、角アの大きさは45度になります。
(1) 三角形CFEの面積の求め方
さっき求めた長さの比を使って、次の図の三角形AFD、CFE、CDFの面積をそれぞれ求めてみると、
・三角形AFD→底辺DFは1、高さADは2なので、面積は1×2÷2=1
・三角形CFE→底辺FEは1、高さECは2なので、面積は1×2÷2=1
・三角形CDF→底辺DFは1、高さECは2なので、面積は1×2÷2=1
となるので、この3つの三角形の面積はどれも比の1と表せることが分かります。
次の図のように、点Cから辺ABに向けて垂線を引き、ABとの交点をGとすると、三角形DGCはCEDと合同な直角二等辺三角形になります。
※ この問題には直接関係ないけど、DGCEは正方形になってます。
つまり、辺DGとGCの長さは、辺ECやDEと同じく比の2と表せるので、三角形DGCの面積は2×2÷2=2となります。
次の図の三角形AFDとCBGを比べてみると、角ADFとCGBはどちらも直角で、角AFDとCBGの大きさも同じ(さっきの問題で最初に確認済み)なので、この2つの三角形は内角がすべて等しいです。
また、辺ADとGCの長さはどちらも比の2なので、三角形AFDとCBGは合同であり、三角形CBGの面積はAFDと同じく比の1と表せます。
上の図を見れば分かるように、三角形ABCの内部は、三角形AFD、CDF、DGC、CBGの4つの三角形に分けることができ、それらの面積の合計を比で求めると1+1+2+1=5となります。
つまり、三角形ABCの面積である10㎠が比の5にあたり、この問題で求めたい三角形CFEの面積は比の1なので、答えは10÷5=2㎠になります。
(2)
次の図の三角形CDFの面積はCFEと同じく2㎠なので、直角二等辺三角形CEDの面積は2+2=4㎠です。
また、下の図のようにCEDと合同な直角二等辺三角形をくっつけると正方形DCJIができ、その面積は4×4=16㎠になります。
上の図の辺CDとDIの長さを□㎝とおくと、正方形DCJIの面積を求める式は「□×□=16㎠」と表せます。
16=4×4なので、辺CDの長さは4㎝になります。
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