次の図のように長方形ABCDの辺AB、BC、CD、DA上にそれぞれ点P、Q、R、Sをとります。さらに、四角形SPXQとSQYRがともに平行四辺形となるように、点X、Yをとります。このとき、次の問いに答えなさい。
※ 画像はクリックすると拡大します。
(1) 四角形PQRSの面積を求めなさい。
(2) 五角形SPXYRの面積を求めなさい。
※ 続きを見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
(1)
次の図の長方形ABCDから、黄色い4個の三角形の面積を引くと、四角形PQRSの面積が求められます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図の長方形ABCDはたての長さが4+1=5㎝、横の長さが1+5=6㎝なので、その面積は5×6=30㎠です。
また、三角形APSとPBQの面積はどちらも1×4÷2=2㎠、三角形RQCの面積は2×3÷2=3㎠、そして三角形SDRの面積は5×2÷2=5㎠なので、黄色い4個の三角形の面積の合計は2+2+3+5=12㎠です。
したがって、四角形PQRSの面積は30-12=18㎠になります。
(2)
次の図の台形ABQSの面積は(1+4)×5÷2=12.5㎠、三角形APSとPBQの面積はどちらも2㎠なので、三角形SPQの面積は12.5-2×2=8.5㎠です。
また、さっきの問題で四角形PQRSの面積は18㎠であることが分かったので、三角形SQRの面積は18-8.5=9.5㎠になります。
次の図の平行四辺形SPXQは対角線PQで面積が2等分されているので、三角形PXQの面積はSPQと同じく8.5㎠です。
また、平行四辺形SQYRも対角線QRで面積が2等分されているので、三角形RQYの面積はSQRと同じく9.5㎠です。
上の図の平行四辺形SPXQは辺SQとPXの長さが等しく平行、そして平行四辺形SQYRは辺SQとRYの長さが等しく平行なので、辺PXとRYも長さが等しく平行であることが分かります。
したがって、次の図のように点PとRを赤い直線で結ぶと、PXYRは平行四辺形になります。
また、三角形PXQとRQYの面積の合計は平行四辺形PXYRの面積のちょうど半分にあたるので、PXYRの面積は(8.5+9.5)×2=36㎠です。
次の図の台形APRDの面積は(2+4)×6÷2=18㎠、三角形APSの面積は2㎠、そして三角形SDRの面積は5㎠なので、青い三角形SPRの面積は18-(2+5)=11㎠です。
五角形SPXYRの面積は、上の図の青い三角形SPRと平行四辺形PXYRの面積を足せば求められるので、答えは11+36=47㎠になります。
PR