図のような直角三角形があります。点Pと点Qは頂点Aを同時に出発します。点Pは三角形の辺上をA→B→C→Aの順に、点Qは三角形の辺上をA→C→B→Aの順に動きます。点Pの速さは毎秒2㎝、点Qの速さは毎秒3㎝です。
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(1) 出発してから5秒後の三角形ABQの面積は何㎠ですか。
(2) 出発してから5秒後の三角形APQの面積は何㎠ですか。
(3) 出発してから10秒後の三角形ABQの面積は何㎠ですか。
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(1)
点Qはスタートから5秒間でAから3×5=14㎝進んだので、そのときの三角形ABQは次の図のようになっています。
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底辺をAQとすると高さはBCにあたるので、三角形ABQの面積は15×7÷2=52.5㎠になります。
(2)
点Pはスタートから5秒間でAから2×5=10㎝進んだので、そのときの三角形APQは次の図の青色の部分のようになっています。
上の図の青と緑の三角形を、次の図のように辺BAが底辺になるようにクルッと回転させて比べてみると、2つの三角形は高さが等しいので、底辺の長さの比がそのまま面積の比になります。
上の図の辺BPと辺PAの長さの比はBP:PA=15:10=3:2なので、緑と青の三角形の面積比も緑:青=3:2になっています。
三角形ABQの面積は52.5㎠なので、三角形APQの面積は52.5×(5分の2)=21㎠になります(比例配分)。
(3)
スタートから10秒後の点Pは2×10=20㎝、点Qは3×10=30㎝進むので、そのときの三角形APQは次の図のようになっています。
いきなり三角形APQの面積を求めるのは無理っぽいので、まずは次の図の青色の部分も含めた三角形ABQの面積を求めてみると、この三角形は底辺をBQ、高さをACと考えることができ、その面積は1×24÷2=12㎠になります。
次に、三角形ABQを底辺がBAになるように回転させてみると、これもさっきの問題と同じように2つの三角形の高さが同じなので、底辺比と面積比が等しくなります。
上の図の辺BPと辺PAの長さの比はBP:PA=5:20=1:4なので、青と緑の三角形の面積比も青:緑=1:4になっています。
三角形ABQの面積は12㎠なので、三角形APQの面積は12×(5分の4)=9.6㎠になります(こちらも比例配分)。
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