次の図のように、1辺の長さが3㎝の正方形の辺をそれぞれ3等分した点をすべて通る円があります。この円の面積は何㎠ですか。ただし、円周率は3.14とします。
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正方形の一辺の長さは3㎝なので、次の図の1マスの長さは3÷3=1㎝になります。
また、下の図の赤い2本の直線はどちらも円の直径ですが、その長さは分かりません。
直径が分からなければ半径も当然分からないのですが、「半径×半径」の答えさえ分かれば円の面積を求めることはできるので、今回はその作戦で攻めていきます。
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次の図のように、円の直径を一辺とする正方形ABCDをかいてみると、その中身はオレンジ色の直角三角形が4個と緑色の正方形1個でできています。
オレンジ色の直角三角形1個の面積は1×3÷2=1.5㎠、緑色の正方形1個の面積は2×2=4㎠なので、赤い正方形ABCDの面積は1.5×4+4=10㎠になります。
つまり「直径×直径」の答えは10になるので、半径×半径の答えは10÷2÷2=2.5になります。
【半径×半径の答えが2.5になる理由】
直径=半径×2なので、「直径×直径」は(半径×2)×(半径×2)=半径×半径×4と書き換えることができます。
つまり半径×半径×4=10なので、「半径×半径」の答えは10÷4=2.5になります。
以上から、この円の面積は2.5×3.14=7.85㎠になります。
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