3をn回かけることを3*nと表します。例えば、3*1=3、3*2=3×3、3*3=3×3×3です。また、整数Nの1の位の数を[N]で表します。例えば[5]=5、[27]=7です。次の問いに答えなさい。
(1)
[3*6]の値を求めなさい。
(2)
[[3*3]×[3*5]×[3*7]]=[3*n]を満たす、最も小さい整数nを求めなさい。
(3)
nを1から20までの整数とします。[3*18]÷[3*n]=3となる整数nは全部で何個ありますか。
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(1)
まずは3をどんどんかけ合わせたときに、答えの一の位がどのように変わっていくのかを確認してみると、次の図のように「3→9→7→1」の繰り返しになっていることが分かります。
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[3*6]の値は3を6回かけ合わせたときの答えの一の位なので、上の図から「9」になります。
※ 答えを計算で求める場合は次のようになります。
6÷4=1余り2なので、「3→9→7→1」が1組と「3→9」で終わります。
したがって、3を6回かけ合わせたときの答えの一の位は「9」になります。
(2)
まずは[3*3]、[3*5]、[3*7]の値をそれぞれ確認してみます。
・[3*3]・・・「3→9→7」の「7」
・[3*5]・・・「3→9→7→1→3」の最後にある「3」
・[3*7]・・・「3→9→7→1→3→9→7」の最後にある「7」
その3つの値を次の図の黄色い部分に当てはめて計算すると、[3*3]×[3*5]×[3*7]の答えは7×3×7=147になります。
次に[147]の値を求めてみると、147の一の位は「7」なので、[147]=7となります。
そこで、さっきの図の[147]を7に書きかえて、ついでに=の左右を入れ替えてみると、下の図のように[3*n]=7となります。
つまり、求めたいのは3をかけ合わせたときの答えの一の位に初めて「7」が出てくるのはいつ?ということなのですが、それは「3×3×3=27」のときなので、nの最小値は「3」になります。
(3)
18÷4=4余り2なので、3を18回かけ合わせたときの一の位は「3→9→7→1」が4回続いた後に「3→9」で終わります。
したがって、下の図の青い部分である[3*18]の値は「9」になります。
ついでに下の図の黄色い部分である[3*n]の値を□とおいてみると、式全体は9÷□=3と書き直すことができるので、□には9÷3=3があてはまります。
つまり、求めたいのは[3*n]の値が「3」になる場合です。
[3*n]のnに1から20までの整数をあてはめたとき、その値は「3→9→7→1」が20÷4=5回繰り返されます。
したがって、あてはまる整数nは全部で5個になります。
※ nに「1」「5」「9」「13」「17」をあてはめたとき。
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