10/31
Mon
2011
(1)
次の図の黄色い部分の面積は、内側の円の面積の4分の1にあたるので、正方形の1辺の長さを□㎝とおくと、黄色い部分の面積を求める式は「□×□×3.14×4分の1=50.24㎠」と表せます。
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「□×□×3.14×4分の1=50.24㎠」を逆算すると、「□×□」の答えは50.24÷3.14÷4分の1=64になります。
64=8×8なので、正方形ABCDの1辺の長さは8㎝です。
(2)
正方形の面積は「対角線×対角線÷2」を計算しても求められるので、次の図の正方形ABCDの面積を求める式は「AC×AC÷2=64㎠」と表せます。
したがって、「AC×AC」の答えは64×2=128になります。
次の図の赤い辺ACは、正方形ABCDの対角線であるとともに、大きい円の半径にもなっています。
つまり、大きい円の面積を求める式は「AC×AC×3.14」と表せるのですが、さっき「AC×AC=128」であることを確認済みなので、大きい円の面積は128×3.14=401.92㎠になります。
(3)
次の図のように、正方形ABCDを点Cを中心として時計回りに90度回転させたとき、点Aは大きな円の円周にそって、点Bは小さな円の円周にそってそれぞれ90度回転するので、辺ABは図のピンク色の部分を通過します。
※ 辺ABが赤い液体を付けたモップで、矢印の方向へモップを動かしたらピンク色の部分が液体でぬれたよ、という感じ。
次の図の緑色の三角形2個をくっつけると正方形ABCDが1個できるので、図全体の面積は「青い大きなおうぎ形」と「正方形ABCD」に分けることができます。
※ この時点では、まだ実際に面積は求めません。
次の図全体の面積から、「黄色い小さなおうぎ形」と「正方形ABCD」の面積の合計を引けば、この問題で求めたいピンク色の部分の面積が分かります。
つまり、ピンク色の部分の面積を求める式を言葉で表すと、
(大きいおうぎ形+正方形ABCD)-(小さいおうぎ形+正方形ABCD)=ピンク色の部分の面積
となるのですが、両方のカッコにある「正方形ABCD」は消すことができるので、ピンク色の部分の面積を求めるには、大きいおうぎ形と小さいおうぎ形の面積差を求めればOKです。
さっきの問題で、大きい円の面積は401.92㎠であることが分かったので、大きいおうぎ形(中心角90度)の面積は401.92÷4=100.48㎠です。
また、小さいおうぎ形の面積は問題文に50.24㎠と書いてあるので、辺ABが通過した部分の面積は、100.48-50.24=50.24㎠になります。
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