図は、半円と二等辺三角形を組み合わせたものです。しるしをつけた角は直角です。(ア)の部分の面積と(イ)の部分の面積の合計は326.25㎠です。(ア)の部分の面積は何㎠ですか。円周率は3.14です。
【補足】求め方も含めて答える問題です。
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次の図のアとウは半円、イとウは直角二等辺三角形になっているので、とりあえずそれぞれの面積を求めてみます。
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半円の半径は30÷2=15㎝なので、面積は15×15×3.14÷2=353.25㎠になります。
また、直角二等辺三角形の底辺を34㎝とすると、高さは次の図のように34÷2=17㎝になるので、面積は34×17÷2=289㎠になります。
これまでに分かった「アウ=353.25㎠、イウ=289㎠、アイ=326.25㎠」という3つの条件を使って(ア)を求めれば終わりなのですが、ここからは大まかに言って2通りのコースがあります。
【カメさんコース(ウを求めてからアを求める)】
アウ+イウの答えからアイを引けばウウが残るので、それを2で割れば(ウ)の面積が求められます。
つまり(353.25+289-326.25)÷2=158㎠が(ウ)の面積なので、(ア)は353.25-158=195.25㎠になります。
【ウサギさんコース(ウは求めずにアを求める)】
アウ-イウの答えはア-イ、つまり(ア)と(イ)の差になります。(ア)と(イ)の和も分かっているので和差算のように答えを求めることができます。
(ア)と(イ)の差は353.25-289=64.25㎠、(ア)と(イ)の和は326.25㎠なので、次のような和差算の線分図に表すことができます。
上の線分図から、(ア)は(326.25+64.25)÷2=195.25㎠になります。
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