A君は20から50までの間にある3の倍数のすべての和を求めようとしましたが、1つの数の十の位と一の位を入れかえて足してしまったため、和が54だけ大きくなりました。A君は( )の十の位と一の位の数字を入れかえて計算しました。
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3の倍数である元の数の十の位をア、一の位をイとおくと、十の位と一の位の数を入れかえた数は「イア」と表せます。
また、元の数「アイ」の代わりに「イア」を足したら合計が増えたので、
・「アイ」よりも「イア」の方が大きい数である
・「ア」よりも「イ」の方が大きい数である
ことが分かります。
「イア」は「アイ」よりも54大きいので、「イア-アイ=54」の計算を次のような筆算に表すことができます。
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「ア」は「イ」よりも小さい数なので、上の図で一の位にある「ア」から「イ」を引くときには、十の位にある「イ」から1借りてくる必要があります。
その後で十の位にある「イ」から「ア」を引いたら5になったので、「イ」は「ア」よりも5+1=6大きいことが分かります。
元の数「アイ」は20から50までの間にある3の倍数なので、十の位には2、3、4のいずれかがあてはまります。
そこで、十の位が2、3、4のどれだと3の倍数になるのか調べてみると・・・
・十の位が2のとき・・・一の位は2+6=8。28は3の倍数ではないのでアウト。
・十の位が3のとき・・・一の位は3+6=9。39は3の倍数なのでOK。
・十の位が4のとき・・・一の位は4+6=10。2けたの数にならないのでダメ。
となることから、元の数は39になります。
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