同じ数を3回かけた数の答えは、次のような連続する奇数の和に直すことができます。
2×2×2=3+5
3×3×3=7+9+11
4×4×4=13+15+17+19
このとき、次の問いに答えなさい。
(1)
7×7×7を連続する奇数の和の形に直しなさい。
(2)
17×17×17を連続する奇数の和の形に直したとき、その中で小さい方から9番目の奇数はいくつですか。
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(1)
3回かけあわせる数が奇数か偶数かによってちょっとルールが違うので、まずはそこから確認してみたいと思います。
【奇数を3回かけあわせたときのルール】
「3×3×3」は「3×3」の答えである9が3個あるということなので、真ん中の数を9にして、その左側には9-2=7、そして右側には9+2=11を置いてあげれば、次の図のように「7+9+11」という形で9を3個ならべたことになります。
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同じように「5×5×5」の場合を考えてみると、「5×5」の答えである25を5個ならべればOKなので、次の図のように真ん中に25を置き、その左右に連続する奇数を2個ずつならべれば25が5個あることになります。
【偶数を3回かけあわせたときのルール】
「4×4×4」は「4×4」の答えである16が4個あるという意味ですが、16は偶数なので「連続する奇数の和」には使えません。
そこで、まずは16-1=15と16+1=17を真ん中に置き、15の左側には15-2=13を、そして17の右側には17+2=19を置いてあげれば、「13+15+17+19」という形で16を4個並べたことになります。
同じように「6×6×6」の場合を考えてみると、「6×6」の答えである36を6個ならべればOKなので、次の図のように真ん中に36-1=35と36+1=37を置き、その左右に連続する奇数を2個ずつならべれば36が6個になります。
さて、ルールを確認したところでそろそろ本題に入ります。
「7×7×7」は「7×7」の答えである49が7個ある、という意味なので、まずは次の図のように7個の奇数の真ん中に49を置き、その左側には2ずつ小さい数を、そして右側には2ずつ大きい数をならべていけばOKです。
以上から、答えは「43+45+47+49+51+53+55」になります。
(2)
「17×17×17」は「17×17」の答えである289が17個ある、という意味なので、まずは17個の奇数の真ん中に289を置き、その左側には2ずつ小さい数を8個、そして右側には2ずつ大きい数を8個ならべれば完成です。
このとき、上の図のように真ん中の数289の左側には奇数が8個ならんでいるので、小さい方から9番目の数は真ん中の数である289になります。
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