次の図のような3種類のポスター「ア」、「イ」、「ウ」を、長さ22mのかべに左からはっていくとき、次の各問いに答えなさい。ただし、かべの左右の端は40㎝ずつ空けるとします。
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(1)
次の図のようにア、イ、ウを7枚ずつ使って、ポスターとポスターの間隔を等しくし、ア→イ→ウ→ア→イ→・・・→イ→ウの順にはっていきます。このとき、ポスターとポスターの間隔は何㎝にすればよいですか。
(2)
イとウの2種類のポスターを使って、ウとイを交互に、ウ→イ→ウ→・・・→ウ(最初と最後がウ)の順にはっていきます。ポスターとポスターの間隔が25㎝のとき、ウは何枚使いましたか。
(3)
3種類のポスターをすき間なくはっていくとき、全部で21枚を使いました。アとイの枚数が同じとき、ウは何枚使いましたか。
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(1)
壁の幅22m=2200㎝のうち、両端の40㎝ずつはポスターをはれないので、実際には次の図のように2200-40×2=2120㎝のスペースを利用してポスターをはります。
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また、3種類のポスターを次の図のように1セットにすると、その横幅は60+80+120=260㎝になるので、3種類のポスター7枚ずつの横幅の合計は260×7=1820㎝です。
つまり、ポスターとポスターの間の長さの合計は2120-1820=300㎝になるのですが、ポスターを21枚はるということは、間の数は21-1=20か所なので、ポスターとポスターの間隔の長さは1か所あたり300÷20=15㎝になります。
※ 木の数-1=間の数
(2)
ポスターとポスターの間隔を25㎝ずつにして、次の図のようにウとイを順番にはっていくと、最後にはるウを除けば、左から順に「ウ・間・イ・間」のくり返しになっていることが分かります。
また、「ウ・間・イ・間」の1セットあたりの横幅は120+25+80+25=250㎝であることも分かります。
2120-120=2000㎝なので、上の図の「ウ・間・イ・間」は全部で2000÷250=8セットあります。
つまり、ウとイを8枚ずつはると横幅が2000㎝になり、最後にウをもう1枚はって終わるので、ウは全部で9枚になります。
(3)
つるかめ算を利用したいのですが、ポスターが3種類のままだと公式が使えないので、同じ枚数ずつあるアとイの1セットを、次の図のように(60+80)÷2=70㎝のポスターが2枚ずつあると考えて問題を解きます。
※ つまり、この問題は「横幅2120㎝のスペースに、70㎝と120㎝のポスターを合わせて21枚はりました。120㎝のポスターは何枚はりましたか?」というつるかめ算になります。
ウの枚数を求めたいので、「21枚全部が横幅70㎝のポスターだとしたら」と仮定してつるかめ算をスタートすると、そのときの横幅の合計は70×21=1470㎝になります。
実際にはポスターをはる部分の横幅は2120㎝なので、つるかめ算の公式を利用してウの枚数を求めると、(2120-1470)÷(120-70)=14枚になります。
【補足】
アとイが同じ枚数だからと言って、それを1セットにして「60+80=140㎝のポスター」に変換してしまうと、ポスターの枚数の合計が21枚よりも減ってしまう(しかも何枚減ったのか分からない)のでつるかめ算ができません。
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