ア、イ、ウ、エ、オの５人は、バスケットボール、バレーボール、サッカー、野球のクラブのうち、どれか１つのクラブに入っています。また、４つのクラブには必ずアからオの５人の誰かが入っています。しかし、同じ１つのクラブにアからオのうち、３人以上が入っていることはありません。次の５人の会話を聞いて、この４つのクラブに誰が入っているかを答えなさい。
ア：僕は野球部には入ってないよ。
イ：アさんはサッカー部には入ってないよ。エさんは野球部には入ってないよ。
ウ：オさんはバスケットボール部に入っているよ。アさんの入っているクラブに残りの４人は入ってないよ。
エ：僕の入っているクラブには、アさんからオさんの誰かがいるよ。
オ：ウさんは野球部に入ってないし、エさんとは違うクラブに入っているよ。
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５人それぞれの台詞をもとにして次の表を少しずつ完成させていきます。
例えば、アは「僕は野球部じゃない」と言っているので、下の表のアの野球の欄には「×」があてはまります。
また、イは「アはサッカー部じゃない」、「エは野球部じゃない」と言っているので、アのサッカーとエの野球の欄にはどちらも「×」があてはまります。
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ウは「オはバスケットボール部に入っている」と言っているので、次の図のように、オのバスケの欄には「○」があてはまります。
また、クラブは１人あたり１つしか所属していないので、オの残り３つのクラブの欄はすべて「×」になります。
ウは「アの入っているクラブに残りの４人は入ってない」と言っているので、
① アとオは同じクラブに所属できない→アのバスケの欄は「×」
② アの残りはバレー部だけ→アのバレーの欄は「○」
③ アと他の４人は同じクラブに所属できない→イ、ウ、エのバレーの欄はすべて「×」
という流れで、次のように表を埋めることができます。
オは「ウは野球部じゃない」と言っているので、次の表のようにウの野球の欄は「×」になります。
ただ、それだと野球部に所属している人が１人もいなくなってしまうので、最後に残ったイの野球の欄には「○」があてはまります。
また、イは野球部であることが確定したので、イのバスケとサッカーの欄はどちらも「×」になります。
エは「僕の入っているクラブには、アさんからオさんの誰かがいる」と言っているので、
・エはオと同じくバスケ部である→その場合はウだけがサッカー部になる。
・エはウと同じくサッカー部である→その場合はオだけがバスケ部になる。
という２つの可能性が考えられます(エだけがサッカー部の可能性はない)。
ただ、オが「ウさんはエさんとは違うクラブに入っている」と言っているので、ウとエが２人ともサッカー部に所属していることはあり得ません。
したがって、エはオと同じくバスケ部であり、最後に残ったウはサッカー部に所属していることが分かります。
そこで、次の図のエのバスケの欄とウのサッカーの欄にはどちらも「○」、そして残りの２つの欄にはどちらも「×」をあてはめます。
以上から、バスケ部にはエとオ、バレー部にはア、サッカー部にはウ、そして野球部にはイがそれぞれ所属しています。
※ 塾講師さんからのコメントを参考に、ラストを少し改良しました。改良前は、「ウとエが２人ともサッカー部」だとなぜダメなのかについて、解説の中で触れられていませんでした。
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