2種類の食塩水A、Bがあります。A、Bを2:1の割合でまぜると8%の食塩水ができ、4:5の割合でまぜると12%の食塩水ができました。AとBを同じ量ずつまぜると何%の食塩水ができますか。
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次の図のように、濃さ8%になった食塩水が入っている容器をア、濃さ12%になった食塩水が入っている容器をイとします。
2つの容器に入っている食塩水A、Bの量と合計をそれぞれ確認しておくと、
・容器ア→食塩水Aが2、食塩水Bが1、食塩水の合計は2+1=3
・容器イ→食塩水Aが4、食塩水Bが5、食塩水の合計は4+5=9
となっています。
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2つの容器に入っている食塩水を、次の図のようにすべて容器ウにドバッと注ぎこむと、食塩水Aの量は2+4=6、食塩水Bの量は1+5=6となることから、容器ウは食塩水AとBが同じ量ずつ混ざっていることが分かります。
つまり、食塩水AとBを同じ量ずつ混ぜたときの濃度を求めるには、
・容器アに入っている濃さ8%、重さ2+1=3の食塩水
・容器イに入っている濃さ12%、重さ4+5=9の食塩水
の2つを混ぜたときの濃度を求めればOKです。
そこで、その2つの食塩水を混ぜる様子を天びん図に表してみると次のようになります。
上の図の12-8=4%が赤い比の③+①=④にあたるので、赤い比の①は4÷④=1%です。
2つの食塩水を混ぜたときの濃さは上の図の12%よりも赤い比の①だけ前になるので、答えは12-1=11%になります。
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