10/04
Tue
2011
(1)
3人の中でいちばん身長の高いBさんはどの位置にいても見えるので、前から見たときにDさんも見えるようにするには、次の図のようにDさんをBさんよりも前に立たせればOKです。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
上の図でCさんをDさんとBさんの間に立たせると、前から見たときに3人とも見えてしまうのでアウトです。
また、CさんをDさんの前に立たせると、Dさんは2人のかげに入って見えなくなり、前から見たときにCさんとBさんの2人が見えることになるのでダメです。
したがって、DさんとBさんの2人だけが見えるときの並び方は「D-B-C」となります。
(2)
3人の中でいちばん身長の高いAさんはどの位置にいても見えるので、前から見たときにBさんも見えるようにするには、BさんをAさんよりも前に立たせればOKです。
また、Eさんは3人の中でいちばん身長が低いので、次の図のア(BさんとAさんの間)またはイ(Aさんの後ろ)に立たせれば、前から見えることはありません。
したがって、前から見たときにAさんとBさんの2人だけが見える並び方は、「B-E-A」と「B-A-E」の2通りになります。
(3)
3人の中でいちばん身長の高いAさんは必ず見えるので、前から見たときに見える2人の組み合わせは「BさんとAさん」または「CさんとAさん」のどちらかになります。
【前からBさんとAさんの2人だけが見えるとき】
Cさんは3人の中でいちばん身長が低いので、次の図のア(BさんとAさんの間)またはイ(Aさんの後ろ)に立たせれば、前から見えることはありません。
※ さっきの問題とまったく同じ状況ですね。
したがって、前からBさんとAさんの2人だけが見えるときの3人の並び方は「B-C-A」と「B-A-C」の2通りあります。
【前からCさんとAさんの2人だけが見えるとき】
BさんはCさんよりも身長が高いので、次の図のア(CさんとAさんの間)の位置にBさんを立たせると、前から見たときに「C-B-A」の順で3人とも見えてしまいます。
したがって、前からCさんとAさんの2人だけが見えるときの3人の並び方は「C-A-B」の1通りだけしかありません。
つまり、3人の中で2人だけが見えるのは、BさんとAさんだけ見える場合が2通り、そしてCさんとAさんだけ見える場合が1通りなので、全部で2+1=3通りになります。
(4)
4人の中でいちばん身長の高いAさんはどこにいても必ず見えるので、前から見たときに見える2人の組み合わせは「BさんとAさん」、「CさんとAさん」、「DさんとAさん」のどれかになります。
【前からBさんとAさんの2人だけが見えるとき】
CさんとDさんの2人はBさんよりも身長が低いので、次の図のア(BさんとAさんの間)またはイ(Aさんの後ろ)に2人を立たせれば、CさんとDさんが前から見えることはありません。
上の図で、CさんとDさんの2人がアまたはイに立つ方法は、
・アに「C-D」の順で立つ
・アに「D-C」の順で立つ
・アにCさんが、イにDさんが立つ
・アにDさんが、イにCさんが立つ
の4通りあるので、前からBさんとAさんの2人だけが見える4人の並び方は全部で4通りです。
【前からCさんとAさんの2人だけが見えるとき】
BさんはCさんよりも身長が高いので、次の図のア(CさんとAさんの間)にBさんを立たせると前から3人が見えてしまいます。
したがって、Bさんは必ずイの位置へ立たせる必要がありますが、4人の中でいちばん身長が低いDさんはアまたはイのどちらでもOKです。
上の図で、BさんとDさんの2人がアまたはイに立つ方法は、
・イに「B-D」の順で立つ
・イに「D-B」の順で立つ
・アにDさんが、イにBさんが立つ
の3通りあるので、前からCさんとAさんの2人だけが見える4人の並び方は全部で3通りです。
【前からDさんとAさんの2人だけが見えるとき】
Dさんは4人の中でいちばん身長が低いので、次の図のア(DさんとAさんの間)にBさんやCさんを立たせると、前から3人または4人が見えてしまいます。
つまり、BさんとCさんは2人ともイの位置に立つのですが、その立ち方は「B-C」と「C-B」の2通りしかないので、前からDさんとAさんの2人だけが見える4人の並び方は全部で2通りになります。
つまり、4人並んだときに前から2人だけが見える並び方は、
・BさんとAさんだけが見える→6通り
・CさんとAさんだけが見える→3通り
・DさんとAさんだけが見える→2通り
となることが分かったので、答えは6+3+2=11通りになります。
(5)のア
Aさんは5人の中でいちばん身長が高いので、前と後ろのどちらから見ても必ず見えます。
したがって、次の図のようにAさんが前から3番目(つまり5人の真ん中)に立っているときに、前と後ろのどちらから見ても2人が見えるのは、
・前から→図のアにいる人がイより高いので、前から見るとアにいる人とAさんが見える。
・後ろから→図のエにいる人がウより高いので、後ろから見るとエにいる人とAさんが見える。
という状態になったときです。
たとえば上の図のアにBさんが立ったとき、イの位置に立てるのはCさん、Dさん、Eさんの3人のうちの誰かです。
また、アとイに立つ人がそれぞれ決まれば、残りの2人のうちで身長の高い人がエ、低い人がウに立つことが自動的に決まります。
つまり、上の図のアにBさんが立った場合の並び順は、「イの位置に立つのはCさん、Dさん、Eさんのうちの誰か」が確定すればすべて決まるので3通りになります。
もし上の図のアにCさんが立つのであれば、イの位置に立てるのはDさんかEさんのどちらか、そして残った2人のうちで身長の高い人(というかBさん)がエ、低い人がウに立ちます。
つまり、上の図のアにCさんが立った場合の並び順の決め方は、「イの位置に立つのはDさん、Eさんのどちらなのか」が確定すればすべて決まるので2通りになります。
もし上の図のアにDさんが立つのであれば、イの位置に立てるのはEさんだけ、そして残った2人のうちで身長の高いBさんがエ、低いCさんがウに立ちます。
つまり、上の図のアにDさんが立った場合の並び順は「D-E-A-C-B」しかないので1通りです。
以上から、Aさんが5人の真ん中にいるとき、上の図のアにBさんが立った場合の並び方は3通り、Cさんが立った場合は2通り、そしてDさんが立った場合は1通りとなることが分かったので、答えは3+2+1=6通りになります。
(5)のイ
次の図のように、身長のいちばん高いAさんが前から2番目に立っている場合、残り4人のうちの誰がアの位置に立っていても、前から見るとアに立つ人とAさんの2人が必ず見えます。
また、残り3人のうちでいちばん身長の高い人をエの位置にして、最後に残った身長の低い2人をイとウの好きな方に立たせれば、後ろから見たときにエの人とAさんの2人が見えます。
上の図のアに立つ人の決め方は4人のうち誰でもOKなので4通り、エに立つ人は残った3人の中でいちばん身長の高い人なので1通り、そして最後に残った身長の低い2人は「イとウ」または「ウとイ」のどちらかの順に立つので2通りです。
したがって、上の図のようにAさんが前から2番目にいるとき、前と後ろのどちらからでも2人が見えるような並び方は4×1×2=8通りになります。
また、Aさんが前から4番目(つまり後ろから2番目)にいる場合でも同じように8通りできる(上の図を左右逆にしただけ)ので、並び方は全部で8×2=16通りになります。
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