階段を1段ずつと2段ずつ混ぜて上がるのぼり方を調べます、例えば3段の階段の場合、のぼり方は(1段+1段+1段)、(1段+2段)、(2段+1段)の3通りになります。
階段が8段のとき、のぼり方は何通りですか。
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1段と2段の組み合わせで8段を作るには、大きく分けて次の5通りが考えられます。
① 1段ずつ8回
② 1段を2回+2段を3回
③ 1段を4回+2段を2回
④ 1段を6回+2段を1回
⑤ 2段ずつ4回
このうち①と⑤がそれぞれ1通りしかないことはすぐ分かるのですが、残りの②~④がそれぞれ何通りあるのかはていねいに数えていく必要があります。
② 「1段を2回+2段を3回」の数え方
次の図のように、まずは「2段」を3つならべてみると、残りの「1段」2つをあてはめることができる場所は青いAからDの4か所になります。
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例えば上の図のAとBに「1段」をそれぞれ1個ずつあてはめてみると、「ぴょん→ぴょーん→ぴょん→ぴょーん→ぴょーん」という感じです(笑)
あるいは上の図のAに「1段」を2つともあてはめて「ぴょん→ぴょん→ぴょーん→ぴょーん→ぴょーん」とのぼってもOKです。
というわけで、この場合に「1段」2つのあてはめ方が何通りあるのかを考えてみると・・・
・一方の「1段」をAにする場合→残りの「1段」はA、B、C、Dのどこか
・一方の「1段」をBにする場合→残りの「1段」はB、C、Dのどこか
・一方の「1段」をCにする場合→残りの「1段」はC、Dのどちらか
・一方の「1段」をDにする場合→残りの「1段」もDにあてはめる
つまり、「1段を2回+2段を3回」の組み合わせは全部で4+3+2+1=10通りになります。
③ 「1段を4回+2段を2回」の数え方
今度は次の図のように、まずは「1段」を4つならべてから、残りの「2段」2つのあてはめ方を考えていきます。
さっきと同じように、上の図のAからEのどこかに「2段」を2つあてはめます。もちろん同じ場所に「2段」を2つあてはめてもOKです。
・一方の「2段」をAにする場合→残りの「2段」はA、B、C、D、Eのどこか
・一方の「2段」をBにする場合→残りの「2段」はB、C、D、Eのどこか
・一方の「2段」をCにする場合→残りの「2段」はC、D、Eのどこか
・一方の「2段」をDにする場合→残りの「2段」はD、Eのどちらか
・一方の「2段」をEにする場合→残りの「2段」もEにあてはめる
つまり、「1段を4回+2段を2回」の組み合わせは全部で5+4+3+2+1=15通りになります。
④ 「1段を6回+2段を1回」の数え方
まずは次の図のように「1段」を6個ならべてみると、残りの「2段」ひとつがあてはまる場所は、図のAからGまでの7か所のうちのどれかになります。
つまり、「1段を6回+2段を1回」の組み合わせは全部で7通りになります。
これまでに分かった①から⑤までのすべての組み合わせを合計すると、1+10+15+7+1=34通りになります。
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