数字の書かれたブロックが、ある規則に従って次の図のように並べてあります。以下の各問いに答えなさい。
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(1)
10番目のブロックに書かれた数字ア~エをそれぞれ求めなさい。
(2)
次の図は何番目のブロックで、オ~キにはどのような数字が書かれているか求めなさい。
(3)
次の図は何番目のブロックで、ク~コにはどのような数字が書かれているかを求め、その理由も説明しなさい。
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(1)
まずは数字の規則性を、奇数番目と偶数番目のブロックに分けてそれぞれ確認してみます。
【奇数番目のブロック】
次の図のように奇数番目のブロックだけを取り出して並べてみると、
・左上→いつでも1
・右上→□番目の奇数
・上段中央→(左上)×(右上)の答え
・下段中央→上段にある3つの数の和
となっています。
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【偶数番目のブロック】
今度は下の図のように偶数番目のブロックだけを取り出して並べてみると、
・左上→いつでも2
・右上→□番目の奇数
・上段中央→(左上)×(右上)の答え
・下段中央→上段にある3つの数の和
となっています。
10番目のブロックには偶数番目の規則性があてはまるので、次の図のアは2、ウは10番目の奇数である2×10-1=19、イはア×ウの答えである2×19=38、そしてエは2+38+19=59になります。
(2)
上段の中央には左上と右上の数の積があてはまります。
つまり、次の図のオ×カ=3141なのですが、答えの1の位が奇数なのでオとカはどちらも奇数であることが分かります。
※ 積の1の位が奇数になるのは「奇数×奇数」のときだけ。
したがって、下の図のオには1があてはまり、1×カ=3141となることから、カは3141になることも分かります。
上の図のキには上段の3つの数の合計があてはまるので、1+3141+3141=6283になります。
また、カにあてはまる3141は(3141+1)÷2=1571番目の奇数なので、このブロックは最初から数えて1571番目になります。
(3)
ブロックの下段にある数だけを奇数番目と偶数番目に分けて並べてみると、
・奇数番目の下段→3・11・19・・・
・偶数番目の下段→11・23・35・・・
となっていることから、ブロックの下段にある数は奇数番目なら8ずつ、偶数番目なら12ずつ増えることが分かります。
つまり、次の図のように奇数番目のブロックだけを集めた途中に下段が「31415」になるとしたら、3+8×(□-1)=31415という式が成り立ちます。
ところが、その式を逆算してみると
31415-3=31412
31412÷8=3926.5
のように計算の途中で小数になってしまいます。
そこで、今度は次の図のように偶数番目のブロックだけを集めた途中に下段が「31415」になるとして、11+12×(□-1)=31415という式を逆算してみると、
31415-11=31404
31404÷12=2617
2617+1=2618
となることから、下段が「31415」となるのは偶数番目だけを並べたときの2618番目であることが分かります。
偶数番目のブロックの2618番目は、奇数番目のブロックも含めた全体では2618×2=5236番目になります。
また、クは偶数番目のブロックなので2、コには5236番目の奇数があてはまるので2×5236-1=10471、そしてケは2×10471=20942になります。
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