次の図のような三角すいがあります。辺CDの真ん中の点をE、BE=8㎝とします。辺ABを軸にしてこの立体を1回転させるとき、次の問いに答えなさい。ただし、円周率は3.14とします。
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(1) 三角形ABCが1回転してできる立体の体積を求めなさい。
(2) 三角形ACDが1回転してできる立体の体積を、式を書いて求めなさい。
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(1)
三角形ABCが辺ABを軸として1回転すると、次の図のような円すいができあがります。
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この円すいは底面の円の半径が10㎝、高さは9㎝なので、体積は10×10×3.14×9÷3=942㎤になります。
(2)
結論から言うと、辺ABを軸にして三角形ACDを1回転させてできる立体は、とんがりコーンのように内部がくり抜かれた円すいになります。
また、次の図を使って頂点Bから三角形ACDの底辺である辺CDまでの最短ルートと最長ルートを確認しておくと、
・最短ルート→頂点BからEまでを直線で結んだときの8㎝
・最長ルート→頂点BからCまたはDまでを結んだときの10㎝
となっています。
このとき、次の図の「三角形ABCを1回転させてできる円すいの体積」から「三角形ABEを1回転させてできる円すいの体積」を引くと、とんがりコーンの部分の体積が求められます。
「三角形ABCを1回転させてできる円すいの体積」は、さっきの問題で求めたように942㎤です。
また、「三角形ABEを1回転させてできる円すいの体積」は、8×8×3.14×9÷3=602.88㎤です。
したがって、この問題で求めたい「とんがりコーン」の部分の体積は、942-602.88=339.12㎤になります。
【補足】
完成した立体図は次のような感じになります。黄色い部分が「とんがりコーン」、青色がくり抜かれた内部を表しています。
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