春子さんは8時30分にA町を出発し、自転車でB町に向かいました。9時に着く速さで走っていましたが、帽子を途中で落としてきたことに気がついたので、8時52分に引き返しました。最初の0.7倍の速さで帽子を探しながら走り、5分後に見つけて、すぐに最初の1.2倍の速さでB町に向かいました。何時何分何秒にB町に着きましたか。
【補足】求め方もふくめて答える問題です。
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春子さんの最初の分速を[1]とおくと、A町からB町までは30分で着く予定だったので、そのきょりは[1]×30分=[30]と表すことができます(図1)。
(画像はすべて、クリックすると拡大します)
最初に春子さんはA町から[1]の速さで、8時52分-8時30分=22分間進みました。
そのときに進んだきょりは[1]×22分=[22]、そしてB町までの残りは[30]-[22]=[8]と表せます(図2)。
帽子がないことに気付いた春子さんは、B町まで残り[8]の地点から、A町に向かって[0.7]×5分=[3.5]もどり、そこで大切な帽子を見つけてパワーアップします(図3)。
この後春子さんは、B町までの残りのきょりである[3.5]+[8]=[11.5]を[1.2]の速さで進みます(図4)。
このとき、図4にかかる時間は次のように計算できます(分数が出てくるので画像にします)。
つまり、春子さんは8時52分から5分後に帽子を見つけ、それから9分35秒後にB町へ着いたことが分かります。
以上から、春子さんがB町に着いた時刻は、8時52分+5分+9分35秒=9時6分35秒になります。
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