パック入りのイチゴミルクを買いました。その中身は重さが260gで、カルシウムが193㎎含まれていると表示されていました。そこで、図書館で牛乳とイチゴに含まれるカルシウムの量を調べたところ、100gあたりにそれぞれ、牛乳には110㎎、イチゴには17㎎含まれていることが分かりました。このイチゴミルクには、牛乳が何g入っていると考えられますか。ただし、このイチゴミルクは、牛乳とイチゴだけで作られたものとします。
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イチゴとミルクの2種類が混ざっていて、カルシウムの重さの合計も分かっているので、つるかめ算の公式を利用すれば答えが求められます。
ただし、牛乳とイチゴに含まれるカルシウムの量を「100gあたり」の数のままで計算するか、「1gあたり」の量に直してから計算するのかによって少しだけ解き方が違います。
【解き方その① 100gに含まれるカルシウムの量をそのまま使って計算する】
この問題は牛乳の重さを求める問題なので、「もし260gがすべてイチゴだとしたら」と仮定してつるかめ算をスタートさせます。
260gは100gの2.6倍なので、もし260gがすべてイチゴだとしたら、その中に含まれるカルシウムの量は次の図のように17×2.6=44.2㎎になります。
実際のカルシウムの量は193㎎なので、つるかめ算の公式を使って牛乳の重さを求めると、(193-44.2)÷(110-17)=1.6倍になります。
※ 1.6倍というか、次の図のように100g入りの牛乳パックが1.6本みたいな感じ。
つまり、牛乳の重さは100gの1.6倍なので、答えは100×1.6=160gになります。
【解き方その② まずは1gに含まれるカルシウムの量を求める】
牛乳100gにはカルシウムが110㎎含まれているので、牛乳1gに含まれるカルシウムの量は110÷100=1.1㎎になります。
また、イチゴ100gにはカルシウムが17㎎含まれているので、イチゴ1gに含まれるカルシウムの量は17÷100=0.17㎎です。
もし260gがすべてイチゴだとしたら、その中に含まれるカルシウムの量は0.17×260=44.2㎎になります。
実際のカルシウムの量は193㎎なので、つるかめ算の公式を使って牛乳の重さを求めると、(193-44.2)÷(1.1-0.17)=160gになります。
******* 追 記 **********************************************
普通のつるかめ算だと「1個40円のみかんと1個70円のりんごを合わせて12個買ったら600円でした」みたいなノリなんだけど、この問題の場合は「個」を「g」に、「円」を「㎎」にそれぞれ書き換えて、「1gあたりのカルシウム量1.1㎎の牛乳と1gあたりのカルシウム量0.17㎎のイチゴを合わせて260g買ったら、カルシウムの合計が193㎎でした」と表現しています。
普段のつるかめ算の文章を「1個あたりの金額が40円のみかんと1個あたりの金額が70円のりんごを合わせて12個買ったら、合計金額が600円でした」と書き換えてみれば、このイチゴミルクのつるかめ算とさらにそっくりになりますね。
いや、ただそれだけで特にオチとかないんですけど、このブログに「イチゴミルク 浦和明の星女子」っていう検索キーワードでたどりついた方がいらっしゃったみたいなんで、なんとなく追記してみました(笑)
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