40人のクラスで問題数5問のテストを行いました。1問2点、部分点なし(正答20点、誤答0点)で採点したとき、それぞれの問題を間違えた生徒の人数は下の表のようになりました。また、得点が20点の生徒は3人、80点の生徒は5人いました。得点が60点の生徒の人数を求めなさい。
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問題文の表には「それぞれの問題を間違えた人数」が書かれているのですが、どちらかといえば、必要なのは「それぞれの問題を正解した人数」なので、次のように表を変えてみます。
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このテストは1問20点の問題が5問あるので、合計点はその正解数によって「0点・20点・40点・60点・80点・100点」の6通りが考えられます。
しかし上の表を見れば分かるように、問1は全員が正解しているので0点になることはありえず、逆に問5は全員が間違えたので100点の人もいないことが分かります。
したがって、40人の合計点は「20点・40点・60点・80点」のうちのどれかになっているはずです。
【つるかめ算を利用して答えを求める】
まずは40人全員のすべての点数の合計を求めてみると・・・
・ 問1の正解者は40人→その合計得点は20×40=800点
・ 問2の正解者は30人→その合計得点は20×30=600点
・ 問3の正解者は20人→その合計得点は20×20=400点
・ 問4の正解者は20人→その合計得点は20×20=400点
となるので、全部で800+600+400+400=2200点になります。
そして、問題文に「20点の生徒は3人、80点の生徒は5人」と書いてあるので、40点の生徒と60点の生徒の合計人数と合計点を次のように求めることができます。
・40点もしくは60点だった生徒の人数→40-(3+5)=32人
・40点もしくは60点だった生徒の合計点→2200-(20×3+80×5)=1740点
求めたいのは60点の生徒の人数なので、「もし32人全員が40点だとしたら」と仮定してつるかめ算を始めます。
32人が全員40点のときの合計点は、40×32=1280点です。
実際の合計点は1740点なので、つるかめ算の公式にあてはめて60点だった生徒数を求めてみると、(1740-1280)÷(60-40)=23人になります。
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