直方体の形をした空の容器A、B、Cがあります。Aは底面積が50㎠で深さが40㎝、Bは底面積が20㎠で深さが18㎝です。最初に、Aに深さ15㎝まで水を入れ、次にBを底面がAの底面にぴったりつくまで沈めていくと、図のように水の一部がBに入ってしまいました。
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(1)
Bに入っている水の深さは何㎝ですか。
(2)
Bを取り出し、Bに入っていた水を深さが25㎝のCに移します。CをAに沈めていくと、底面がAの底から3㎝のところで、AとCの水面の高さが同じになりました。Cの底面積は何㎠ですか。
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(1)
容器Bを入れる前のAを真正面から見ると、次の図のように底面積は50㎠、水の深さは15㎝なので、水の体積は50×15=750㎤です。
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容器Aに容器Bを沈めた結果、下の図の左側は底面積が50-20=30㎠になってしまったので、図のアには30×18=540㎤の水しか入りません。
したがって、残りの水の量である750-540=210㎤は、図のイへと流れ込みます。
そのとき、容器Bに入っている水の深さは210÷20=10.5㎝になります。
(2)
まずは容器Bを水が入ったままAから取り出し、次の図のように深さ25㎝の容器Cに水をすべて移します。
その後、容器CをAの底面から3㎝の深さまで沈めたら、容器AとCの水面の高さが次の図のようにそろったのですが、この図は最初に750㎤の水を容器Aに入れたときの状態とまったく同じなので、水面の高さは容器Aの底から15㎝、そして容器Cの底からは15-3=12㎝になります。
つまり次の図のように、容器Cは水を210㎤入れると深さが12㎝になるので、底面積は210÷12=17.5㎤になります。
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