60分間まで録音できるCDがあります。このCDに曲の長さが3分と4分の曲をあわせて何曲か録音します。そのとき、最初の曲の前に5秒、次からは曲と曲の間に5秒の間を空けます。
(1)
このCDに3分と4分の曲を合わせて13曲録音し、48分5秒間のCDを作りました。このとき、3分の曲は何曲録音されましたか。
(2)
このCDに3分と4分の曲をあわせてできるだけ多く録音しました。すると、最後の曲の後に録音できる時間がもっとも短くなりました。このとき、最後の曲の後に録音できる時間は何秒間ですか。
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(1)
最後の曲の後に5秒のすきまは必要ないので、5秒のすき間の数は曲の数と同じです。
録音したのは13曲→5秒のすきまも13か所。
その13か所の時間の合計は、5×13=65秒=1分5秒間
録音時間の合計である48分5秒からすきまの合計時間をのぞくと、
48分5秒-1分5秒=47分間→13曲の合計時間
3分間の曲数を求めるので、まずは13曲全部が4分の曲だったらと仮定してみると、
そのときの合計時間は、4×13=52分間
つるかめ算の公式を利用して3分の曲数を求めると、
(52-47)÷(4-3)=5曲となります。
(2)
なるべく曲数を多くするには、1曲あたりの時間が短い3分の曲数を増やします。
60分間をすべて3分間の曲にする場合、60÷3=20曲
ただ、この場合は5秒のすきまがひとつも作れないので、
最大で20-1=19曲まで。
3分の曲を19曲録音する場合、5秒のすきまもあわせた時間の合計は、
3×19=57分 5×19=95秒=1分35秒
57分+1分35秒=58分35秒
CDの録音時間は最大で60分間なので、残りの時間は、
60分-58分35秒=1分25秒
その残り時間をなるべく短くするために、3分の曲を減らして4分の曲と入れかえてみます。
3分の曲を1つへらして、4分の曲を1つ増やすと、曲の録音時間が4-3=1分長くなります。
また、そのとき最後の残り時間は逆に1分短くなり、1分25秒-1分=25秒となります。
残り25秒では、3分の曲と4分の曲をもう1回入れかえることができません。
以上から、最後の曲の後に残っている録音時間は25秒になります。
※ 3分の曲が19曲、4分の曲が1曲のとき。
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