表のような3種類の本A、B、Cがあります。このうち何冊かを本箱に一列に並べます。まず、できるだけ多く本を並べると26冊になり、27冊目は並びません。次に、本箱の幅ぴったりに並べたところ、全部で23冊になり、そのうちBは14冊でした。A、Cは何冊でしたか。本箱の幅は何㎝でしたか。
【補足】求め方も含めて答える問題です。
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できるだけ本を多く並べるためには薄い本から順に本箱へ入れていけばOKなので、まずはCを10冊、次にBを15冊、そして最後にAを1冊入れれば26冊になります。
そのときの26冊の厚さは、1.5×10+3×15+7×1=67㎝になります。
また、27冊目にAを入れることができないので、本箱の幅は67+7=74㎝よりもせまいことが分かります。
とりあえず本箱の幅を74㎝とすると、その幅ぴったりに並べたときの23冊からB14冊分の厚さである3×14=42㎝を引いた74-42=32㎝が、AとCの厚さの合計になります。
また、23冊のうち14冊がBなので、AとCは合わせて23-14=9冊あります。
【Aの冊数から求めたい場合のつるかめ算】
9冊全部がCだとすると、本の厚さの合計は1.5×9=13.5㎝になります。
実際の厚さの合計は32㎝なので、つるかめ算の公式を利用してAの冊数を求めると、(32-13.5)÷(7-1.5)=約3.3冊となります。
このとき、Aを4冊にしてしまうと厚さの合計が32㎝をこえてしまう(7×4+1.5×5=35.5㎝)ので、Aは3冊、そしてCは9-3=6冊となります。
※ 厚い本を増やす→本の厚さの合計が増える→「32㎝未満」の条件に合わなくなる
また、そのときの本箱の幅は、7×3+42+1.5×6=72㎝になります。
【Cの冊数から求めたい場合のつるかめ算】
Cの冊数を求めるつるかめ算の場合、本箱の幅の範囲のうち小さいほうの数である67㎝を使って計算した方が求めやすいです。
仮に本箱の幅を67㎝とすると、その幅ぴったりに並べたときの23冊からB14冊分の厚さである3×14=42㎝を引いた67-42=25㎝が、AとCの厚さの合計になります。
もし残り9冊全部がAだとすると、本の厚さの合計は7×9=63㎝になります。
実際の厚さの合計は25㎝なので、つるかめ算の公式を利用してCの冊数を求めると、(63-25)÷(7-1.5)=約6.9冊となります。
このとき、Cを7冊にしてしまうと厚さの合計が25㎝を下回ってしまう(1.5×7+7×2=24.5㎝)ので、Cは6冊、そしてAは9-6=3冊となります。
※ 薄い本を増やす→本の厚さの合計が減る→「25㎝以上」の条件に合わなくなる
また、そのときの本箱の幅は、7×3+42+1.5×6=72㎝になります。
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