ある仕事を完成させるのに、A君が1人ですると150分、B君が1人ですると60分、C君が1人ですると100分かかります。この仕事を最初は3人で始めましたが、途中でA君が抜けて、その10分後にB君も抜けて、さらにその30分後にC君が仕事を完成させました。最初から最後まで3人全員でした場合に比べて、完成までに必要な時間は( )分長くなりました。
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まずは仕事全体の量を1とおいて、3人それぞれの1分あたりの仕事量を求めてみると、
・A君→1人だと150分かかるので、1分あたりの仕事量は1÷150=150分の1
・B君→1人だと60分かかるので、1分あたりの仕事量は1÷60=60分の1
・C君→1人だと100分かかるので、1分あたりの仕事量は1÷100=100分の1
となることから、3人の仕事量の比はA:B:C=150分の1:60分の1:100分の1=2:5:3と表せます。
この3人は途中まで一緒に仕事をしていましたが、Aが抜けた後はBとCの2人で10分間仕事を続け、その後はBも抜けたのでC1人でさらに30分間働いて仕事を完成させました。
したがって、次の図のようにCはAよりも10+30=40分多く働きました。
3人の1分間あたりの仕事量の比はA:B:C=2:5:3なので、次の図でBがAより余分に働いた10分間の仕事量は5×10=50、そしてCがAより余分に働いた40分間の仕事量は3×40=120と表せます。
つまり、Aが抜けた時点で残っていた仕事量は、50+120=170になります。
3人が一緒に働くと、1分間に2+5+3=10の仕事ができるので、170の仕事を片づけるのに必要な時間は170÷10=17分になります。
つまり次の図のように、途中でAやBが抜けずにそのまま最後まで働いていたら、Aが抜けるはずの時間から17分後には仕事が終わっていたことが分かります。
実際に仕事が完了したのはAが抜けてから40分後、もし3人がずっと働いていたら、仕事が完了するのはAが抜けるはずの時間の17分後なので、完成までに必要な時間は40-17=23分長くなりました。
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