08/10
Wed
2011
【30分後の液の高さの求め方】
30分間に入る液体の量は30×30=900㎤、容器の下半分の容積は10×12×20=2400㎤なので、スタートから30分後の液面の高さを求めるときは、容器の上半分を無視してもOKです。
容器の下半分は、次の図のように液面の面積が常に10×12=120㎠なので、液体を容器の下半分に注いでいる間は、1分間に0.05×120=6㎤ずつ蒸発します。
つまり、1分間に30㎤の液体を注いでも、そのうちの6㎤は蒸発してしまうので、容器に残るのは毎分30-6=24㎤ずつになります。
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液体を注ぎ始めてから30分後、容器の下半分には次の図のように24×30=720㎤の液体がたまっています。
容器の底面積は120㎠なので、液面の高さは720÷120=6㎝になります。
【毎分40㎤ずつ1時間40分注いだときの液面の高さの求め方】
さっきの問題で、スタートから30分後には容器に720㎤の液体がたまっていることが分かりました。
それから1時間=60分は、液体を注がずに放置するので、容器から6×60=360㎤の液体が蒸発します。
その時点で容器の中には液体が720-360=360㎤残っており、今度は液体を毎分40㎤ずつ注ぎ始めます。
なお、1時間放置したときに容器の中の液体はちょうど半分に減ったので、液面の高さも次の図のように6÷2=3㎝に下がりました。
上の図を見れば分かるように、容器の下半分にはまだ深さ20-3=17㎝分のすきまが残っており、その部分を満たすのに必要な液体の量は120×17=2040㎤です。
また、容器の下半分に液体を注いでいる間は、液体が毎分6㎤ずつ蒸発していくことが分かっているので、毎分40㎤ずつ容器に注いでも、実際にたまるのは40-6=34㎤ずつになります。
2040÷34=60分なので、再び液体を注ぎ始めてから60分後に容器の下半分は次の図のように液体に満たされます。
上の図の時点で、1時間40=100分のうちすでに60分が経過したので、残り時間は100-60=40分です。
また、容器の上半分は液面の面積が常に10×16=160㎠なので、液体を容器の上半分に注いでいる間は、1分間に0.05×160=8㎤ずつ蒸発します。
つまり、1分間に40㎤の液体を注いでも、そのうちの8㎤は蒸発してしまうので、容器に残るのは毎分40-8=32㎤ずつになります。
次の図のように、残り40分間で容器の液体の量は32×40=1280㎤増えるので、液面の高さは1280÷160=8㎝高くなります。
つまり、再び容器に液体を注ぎ始めてから1時間40分後には、上の図のように液面が容器の下半分からさらに8㎝上まで来ているので、答えは20+8=28㎝になります。
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