ある店では、ケーキ320円、プリン210円、ジュース70円、紅茶120円である。今13人がそれぞれ菓子1個と飲み物1杯を注文したら、合計金額は4790円であった。プリンを注文した人は、( )人か( )人である。
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まずは、お菓子と飲み物の組み合わせで何円ができるのかを確認しておきます。
・ケーキとジュース→320+70=390円
・ケーキと紅茶→320+120=440円
・プリンとジュース→210+70=280円
・プリンと紅茶→210+120=330円
数字が4種類もあるとつるかめ算をやるわけにもいかないので、とりあえず「13人が全員いちばん高い組み合わせを注文した場合」から近づいていくことにします。
※ 「全員がいちばん安い組み合わせを注文した場合」から解くことも可能です。
13人が全員「ケーキと紅茶」を注文した場合の合計金額は、440×13=5720円です。
それだと、実際の金額よりも5720-4790=930円高いので、他の安い組み合わせと交換する必要があります。
【交換1】
「ケーキと紅茶」を「ケーキとジュース」に交換した場合
合計金額は440-390=50円ずつ減りますが、プリンの数は増えません。
【交換2】
「ケーキと紅茶」を「プリンとジュース」に交換した場合
合計金額は440-280=160円ずつ減り、プリンが1個ずつ増えていきます。
【交換3】
「ケーキと紅茶」を「プリンと紅茶」に交換した場合
合計金額は440-330=110円ずつ減り、プリンが1個ずつ増えていきます。
そして、ここで注目すべきポイントは、930円の「30」という数字です。
「50」、「160」、「110」を組み合わせて「30」を作るにはどうしたらいいのかな?と考えてみると、次の2つの場合が思い浮かびます。
① 110円×3=330円のとき(【交換3】なのでプリンが3個増えます)
【交換3】を3回行うと、合計金額は330円安くなるので、あと930-330=600円安くすればOKです。
このとき、【交換1】を600÷50=12回行えば計算上はピッタリなのですが、それだと人数が13人をこえてしまう(【交換3】の3人と【交換1】の12人と・・・)ので、問題文の条件に合いません。
次に【交換3】を3×2=6回行ってみると、合計金額は330×2=660円安くなるので、あと930-660=270円安くすればOKです。
このとき、【交換2】と【交換3】を1回ずつ追加すれば、ちょうど160+110=270円減らせるのでピッタリです。
☆ まとめ
「ケーキと紅茶」×13人だと930円高い。しかもプリンは0個。
↓
【交換3】を3×2=6回行ったので、プリンが6個増えた。
↓
さらに【交換2】と【交換3】を1回ずつ行ったので、プリンが1+1=2個増えた。
以上から、プリンの数は6+2=8個です。
② 50円×3+160×3=630円のとき(【交換2】があるのでプリンが3個増えます)
【交換1】と【交換2】を3回ずつ行うと、合計金額は630円安くなるので、あと930-630=300円安くすればOKです。
このとき、【交換1】をあと300÷50=6回行えばピッタリです。
☆ まとめ
「ケーキと紅茶」×13人だと930円高い。しかもプリンは0個。
↓
【交換1】と【交換2】を3回ずつ行ったので、プリンが3個増えた。
↓
さらに【交換1】を1回行ったが、プリンの数はそのまま。
以上から、プリンの数は3個です。
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