何人かの子供がいます。りんご60個を全員に同じ数ずつできるだけ多く配ったところ、6個余りました。同じように、みかん120個、かき75個をできるだけ多く配ったところ、みかんは12個、かきは3個余りました。子供の人数は何人ですか。
※ 解説を見る場合は、下の「解説はこちらから」をクリック!
それぞれのくだものを実際に子供へ配った数は、次のようになっています。
・りんご→60-6=54個
・みかん→120-12=108個
・かき→75-3=72個
子供の人数は、この3つの個数を割り切れる数、つまり3つの数の公約数なので、次の図のように連除法で最大公約数を求めてみます。
※ 画像はクリックすると拡大します。
上の図から、この3つの数の最大公約数は2×3×3=18になります。
このとき、2番目に大きい公約数である9だと、みかんの余りである12個よりも小さい数になってしまうので、子供の人数としてはおかしいことが分かります。
以上から、子供の人数は最大公約数である18人になります。
【補足】
もしこれが求め方もふくめて答える問題だとしたら、「最大公約数を求めたら18だったから、答えは18人です。おしまい」ではちょっとまずいですね。
別に最大でなくても、3つの数が割り切れる数であり、しかも余りよりも大きな数であれば答えとしてOKなので、こういう問題では2番目に大きい約数、3番目に大きい約数などが余りよりも大きいかどうかをちゃんと確認するところまでやる必要があります。
まぁなんていうか、「家に帰るまでが遠足だよ!」みたいな感じでしょうか?
・・・違うか(笑)
PR