ある長さの線について、これを2等分する点を1個書きこみ、3等分する点を2個書きこみ、・・・・・・と続けます。180等分する点を書きこむとき、すでに書かれた点と重ならない点は何個ですか。
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長さ180cmの線を180等分する点の数は、180÷1-1=179個(左から1cmおき)です。
また、180を素数の積で表すと「2×2×3×3×5」となります。
つまり、180等分点と重なるのは、2cmおき、2×2=4cmおき、2×3=6cmおき、3×3=9cmおき、2×5=10cmおき、2×2×3=12cmおき、・・・のようにたくさんあるのですが、大きく仲間分けすると、
・2cmおき(2の倍数)グループ
・3cmおき(3の倍数)グループ
・5cmおき(5の倍数)グループ
の3種類に分かれ、その3つのグループは次のベン図のような関係になっています。
※ 画像はクリックすると拡大します。
1cmおきの印の数である179個は、この図のアイウエオカキク(全体)です。
また、求めたいのはクだけなので、179個から図のアイウエオカキの数を引けばOKです。
・2cmおきの印の数→180÷2-1=89個(図のアエキカ)
・3cmおきの印の数→180÷3-1=59個(図のイエキオ)
・5cmおきの印の数→180÷5-1=35個(図のウオキカ)
・89+59+35=183個→図のアイウエエオオカカキキキ
ただ、これだと「エオカキキ」が余分なので、「エキ」と「オキ」と「カキ」を引いてから「キ」をたします。
「エキ」は2と3の公倍数グループ(最小公倍数は6)
6cmおきの印の数→180÷6-1=29個
「オキ」は3と5の公倍数グループ(最小公倍数は15)
15cmおきの印の数→180÷15-1=11個
「カキ」は2と5の公倍数グループ(最小公倍数は10)
10cmおきの印の数→180÷10-1=17個
「キ」は2と3と5の公倍数グループ(最小公倍数は30)
30cmおきの印の数→180÷30-1=5個
つまり、図のアイウエオカキの数は、183-29-11-17+5=131個です。
求めるのは図のクにあてはまる数なので、179-131=48個になります。
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