ある整数の約数が全部で何個あるのかを計算で求めるためには、まずその整数を素数の積で表す必要があります。
例えば「8」の約数は「1、2、4、8」の4個ですが、それを計算で求めるには・・・
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例えば「8」の約数は「1、2、4、8」の4個ですが、それを計算で求めるには・・・
① 8=2×2×2
② 「2」が3個使われている
③ 約数は全部で3+1=4個である
大まかにいえばこんな流れになります。
【③のたし算(3+1=4)の意味】
「2」が3個あるということは、「2を1個使う」、「2を2個使う」、「2を3個使う」、そして「2を1個も使わない」という4通りの使い方があるので、3+1=4個になります。
※ 2を1個も使わない場合、答えは「0」ではなく「1」となります。
では「72」の約数の個数を求める場合はどうなるのかというと・・・
① 24=2×2×2×3×3
② 「2」が3個、「3」が2個使われている
③ 「2」の使い方は全部で3+1=4通り
④ 「3」の使い方は全部で2+1=3通り
⑤ 4通りと3通りの組み合わせなので、約数は全部で4×3=12個である
なんとなく流れが分かってきましたか?
じゃあ、今度は「14000」の約数の個数を求めてみると・・・
① 14000=2×2×2×2×5×5×5×7
② 「2」が4個、「5」が3個、「7」が1個使われている
③ 「2」の使い方は全部で4+1=5通り
④ 「5」の使い方は全部で3+1=4通り
⑤ 「7」の使い方は全部で1+1=2通り
⑥ 5通りと4通りと2通りの組み合わせなので、約数は全部で5×4×2=40個である
実際に40個書き出すよりも、早くて正確に求められてイイ感じです。
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