上の式の△と□にあてはまる整数の組をすべて求めなさい。ただし、□は△以上であるとします。また、解答欄をすべて用いるとは限りません。
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例えば「5=△+□」の△や□にあてはまる数は、足し算の答えである5よりも小さい数があてはまりますね。
というわけで、この問題の△には12よりも大きい数(小さい数ではない!なぜなら、△は分数の分母だから。分母に小さい数ををあてはめたら、分数自体は大きい数になってしまう)があてはまります。
また、12分の1を半分にすると24分の1になるので、△には24以下の数があてはまります。
※ △が24よりも大きくなる→□は24よりも小さくなる→問題文の条件に合わないので×
というわけで、さっそく△に13から24までの数をあてはめて、サクサクと□を求めていきましょう。
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はい、くじけずに最後までがんばりましょう(笑)
以上から、△と□にあてはまる組み合わせは、
(13・156)、(14・84)、(15・60)、(16・48)、(18・36)、(20・30)、(21・28)、(24・24)
の計8組あることが分かります。
※ 17・19・23は素数なので、計算するまでもなく分子が1にはならない(約分できない)ですね。ただし、13は12のすぐとなりなので、約分できなくても分子は13-12=1になります。また、12は2または3で割り切れる整数なので、2や3の倍数との組み合わせなら約分でき、結果として分子が1になる可能性が高いと予想できます。
※ 例えば△=22のとき、12=2×2×3、22=2×11、22-12=10=2×5なので、分子の10を約分して1にするために必要な「5」が、「12」と「22」の中にないことが分かります。まぁ、そんなこんなでいちいち通分して引き算する必要はないのですが、もしそれが思いつかなかったとしても、地道に計算すればちゃんと解けるのでOKです。
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