A、B、Cの3人がいっしょに買い物に行き、同じノートをそれぞれが買ったところ、Aは買い物の前の14分の11の金額が残りました。Bの残りの金額はAに比べてちょうどノート1冊分の金額だけ少なく、Cの残りの金額は、Bの残りの金額の半分でした。3人の買い物をする前の金額の比を、最も簡単な整数の比で求めなさい。
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こういう問題は、普通なら3人が買ったノートの値段を基準にして(1とおいて)解くパターンが多いのですが、この問題の場合はそれだとむしろややこしくなるので、Aさんの最初の所持金の割合を1とおいて答えを求めてみます。
【3人の残金の割合を線分図に表す】
Aさんの最初の所持金を1とおくと、ノート代の割合は1-(14分の11)=14分の3となります。
Bさんの残金はAさんの残金よりもノート代の分だけ少ないので、(14分の11)-(14分の3)=14分の8、そしてCさんの残金はBさんの半分なので14分の8÷2=14分の4と表せます。
このとき、3人の残金の割合を線分図に表すと次のようになります。
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【3人の最初の所持金の割合を線分図に表す】
さっきの線分図は3人の残金の関係を表したものなので、それぞれの直線にノート代の割合である14分の3を付け足してやると、次のように3人の最初の所持金の線分図が完成します。
上の線分図を利用して3人の最初の所持金の割合をそれぞれ求めてみると、
・Aの最初の所持金→(14分の11)+(14分の3)=14分の14
・Bの最初の所持金→(14分の8)+(14分の3)=14分の11
・Cの最初の所持金→(14分の4)+(14分の3)=14分の7
となるので、3人の最初の所持金の比はA:B:C=14:11:7になります。
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