けんじ君の学校の6年生全体で、算数と国語のテストをしました。算数がその平均点以上の男子は45人で男子の62.5%となり、女子は24人でした。国語がその平均点以上の女子は42人で女子の75%となり、男子は36人でした。算数も国語もそれぞれの平均点以上の人は6年生全体の37.5%となり、その中で男子は女子の3分の5倍でした。次の問いに答えなさい。
(1)
国語だけがその平均点以上の女子は、国語だけがその平均点以上の男子の何倍ですか。
(2)
算数も国語もそれぞれの平均点より低い人は、男子と女子でどちらの方が何人多いですか。
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(1)
まずは6年生の男子と女子の人数、そして学年全体の人数をそれぞれ確認しておくと、
・男子→45人が男子の62.5%にあたるので、45÷0.625=72人
・女子→42人が女子の75%にあたるので、42÷0.75=56人
・6年生全体→72+56=128人
となります。
次は問題文に出てくる数字が下のベン図のどの部分を表しているのかを確認してみると、
・算数が平均点以上だった男子45人+女子24人=69人→図のアとイ
・国語が平均点以上だった女子42人+男子36人=78人→図のイとウ
・どちらの科目も平均点以上だった128×0.375=48人→図のイ
となっています。
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また、ベン図のイにあてはまる男子の人数は女子の人数の3分の5倍なので、イにあてはまる男子と女子の人数比は男子:女子=3分の5:1=5:3になります。
つまり、イにあてはまる48人を5:3の割合で比例配分すれば、イの男子と女子の人数が求められるので、
・イの男子→48×(8分の5)=30人
・イの女子→48×(8分の3)=18人
であることが分かります。
この問題で求めたい「国語だけが平均点以上の女子と男子」はベン図のウにいます。
イとウにあてはまる女子は42人、イにあてはまる女子は18人なので、ウにあてはまる女子の人数は42-18=24人になります。
男子も同じように求めてみると、イとウにあてはまる男子は36人、イにあてはまる男子は30人なので、ウにあてはまる男子の人数は36-30=6人です。
以上から、答えは24÷6=4倍になります。
(2)
さっきのベン図の「アイウエ」から「アイウ」を引くと、どちらの教科も平均点より低かったエの人数が求められます。
【その1 男子でエにあてはまる人数を求める】
男子全体の人数は72人、男子でアイウにあてはまる人数はアイ+ウ=45+6=51人なので、男子でエにあてはまる人数は72-51=21人になります。
【その2 女子でエにあてはまる人数を求める】
女子全体の人数は56人、女子でアイウにあてはまる人数はアイ+ウ=24+24=48人なので、女子でエにあてはまる人数は56-48=8人になります。
したがって、どちらの教科も平均点より低かった人数は、男子の方が女子より21-8=13人多いことが分かります。
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