08/13
Sat
2011
【その1 辺OAが直線Lと垂直になるまでの動き】
最初は次の図のように、おうぎ形OABの点Oを中心として、辺OAが直線Lに対して垂直になるまで回転させます。
この図で点Oが動いてできた曲線は、半径6㎝で中心角90度のおうぎ形の弧なので、その長さは「6×2×3.14×360分の90」を計算すれば求められます。
※ 画像はすべて、クリックすると拡大します。
【その2 辺OBが直線Lと垂直になるまでの動き】
辺OAが直線Lに対して垂直になってから、辺OBが直線Lに対して垂直になるまでの間は、おうぎ形の頂点Oは次の図のように常に直線Lの6㎝上にいます。
したがって、この間に点Oが動いた線は下の図のような右向きの赤い直線になります。
また、次の図の赤い矢印は緑色の直線ABと同じ長さであり、緑色の直線ABはおうぎ形OABの弧ABと同じ長さなので、赤い矢印の長さを求めたければ、おうぎ形の弧OABの長さを計算すればOKです。
つまり、下の図で点Oが動いてできた線の長さは、半径6㎝で中心角60度のおうぎ形の弧の長さと等しいので、その長さは「6×2×3.14×360分の60」を計算すれば求められます。
【その3 辺OBが直線Lと重なるまでの動き】
次の図のように、おうぎ形OABの辺OBが直線Lと重なるまで時計回りに90度回転するとき、点Oが動いてできた赤い曲線は半径6㎝で中心角90度のおうぎ形の弧になります。
したがって、その長さは「6×2×3.14×360分の90」を計算すれば求められます。
【その4 辺OAが直線Lと重なるまでの動き】
次の図のように、点Oを中心としておうぎ形OABを時計回りに回転させると、辺OAが直線Lと重なって、おうぎ形OABが最初の図の状態からちょうど1回転します。
ただし、このときは点Oを中心として回転しているので、点Oが動いた長さはゼロです。
以上から、おうぎ形OABが直線L上を1回転したときに点Oが動いてできた線の長さは、
・「6×2×3.14×360分の90」が2つ
・「6×2×3.14×360分の60」が1つ
を計算すれば求められることが分かります。
また、それらの式は中心角の合計が90×2+60=240度なので、答えは6×2×3.14×360分の240=25.12㎝になります。
なお、おうぎ形OABが直線L上を1回転するまでの様子をひとつの図にまとめると次のようになります。
カンタンに言うと、「おうぎ形の片方の半径が地面に対して垂直になったとき」から「おうぎ形のもう一方の半径が地面に対して垂直になるまで」に頂点Oが動いた線は地面と平行な直線になり、その長さはおうぎ形の孤の長さと等しいよね、ってことが理解できればOKです。
「フェリス」、「麻布」などの学校名を入力して検索すると該当記事の一覧が表示されます。 「該当なし」だったらごめんなさいm(_ _)m