10/24
Mon
2011
(1)
次の図のように、点Pが点Aの右側にあり、辺AP=6㎝のとき、辺PDの長さは8-6=2㎝になります。
そのとき、三角形PABの面積は6×4÷2=12㎠、三角形PCDの面積は2×8÷2=8㎠となるので、この2つの三角形の面積比は、12㎠:8㎠=3:2になります。
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(2)
【辺APの長さの1つ目の求め方】
次の図のように、点Pが辺AD上の真ん中あたりにいるとき、三角形PBCは辺BCとPCの長さが等しい二等辺三角形になります。
というか、点Pは実際に辺ADの真ん中にいるのですが、それを証明するために補助線を引いて合同な三角形を作ってみます。
次の図のように、辺ABを真下に4㎝延長したところを点Eとして、ついでに点EとCを直線で結ぶと、AECDは台形ABCDを包み込むような1辺8㎝の正方形になります。
また、この図の直角三角形BECとPDCは、辺BCとPCの長さが等しく、辺ECとDCの長さもともに8㎝なので合同(直角三角形は、斜辺とほかのもう1組の辺の長さが等しければ合同)であり、辺PDの長さはBEと同じく4㎝になります。
上の図の辺ADは8㎝、そして辺PDは4㎝なので、この問題で求めたい辺APの長さの1つ目は8-4=4㎝になります。
【辺APの長さの2つ目の求め方】
次の図のように、点Pが点Dよりも何㎝か右にあるときも、三角形PBCは辺BCとPCの長さが等しい二等辺三角形になります。
この図の辺ADはすでに8㎝であることが分かっているので、後は辺DPの長さを求めて8㎝と足せば、辺APの長さが求められます。
次の図のように補助線を引いて、さっきと同じく台形ABCDを包み込むような1辺8㎝の正方形AECDを完成させると、直角三角形BECとPDCは、辺BCとPCの長さが等しく、辺ECとDCの長さがともに8㎝なので合同になります。
つまり、上の図の辺PDの長さはBEと同じく4㎝なので、辺APの長さの2つ目は8+4=12㎝になります。
(3)
【三角形PBCの面積の1つ目の求め方】
まずは台形ABCDの面積を求めておくと、(4+8)×8÷2=48㎠になります。
次の図のように点Pが点Aよりも□㎝だけ左にあり、三角形PABの面積が台形ABCDと同じく48㎠となるとき、三角形PABの面積を求める式は「□×4÷2=48㎠」と表せます。
つまり、下の図の辺PAの長さは48×2÷4=24㎝なので、辺PDの長さは24+8=32㎝になります。
次の図の三角形PDCの面積は32×8÷2=128㎠、そして三角形PABと台形ABCDの面積の合計は48×2=96㎠です。
三角形PBCの面積は、三角形PDCの面積から三角形PABと台形ABCDの面積の合計を引けば求められるので、答えの1つ目は128-96=32㎠になります。
【三角形PBCの面積の2つ目の求め方】
次の図のように点Pが点Dよりも□㎝だけ右にあり、三角形PABの面積が台形ABCDと同じく48㎠となるとき、三角形PABの面積を求める式は「AP×4÷2=48㎠」と表せます。
つまり、下の図の辺APの長さは48×2÷4=24㎝なので、辺DPの長さは24-8=16㎝になります。
また、下の図の台形ABCDの面積は「ア+イ」、三角形PABの面積は「ア+ウ」であり、その2つの面積がどちらも48㎠で等しいので、イとウの面積は同じであることも分かります。
この問題で求めたい三角形PCBの面積は、次の図のイとエの面積の合計なのですが、さっき「イ=ウ」であることを確認したので、「イ+エ」の代わりに「ウ+エ」の面積を求めてもOKです。
ウとエを合わせると、ちょうど直角三角形PCDになるので、答えの2つ目は16×8÷2=64㎠になります。
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